短期募集
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1 鶴／丸／国／永寂しい、なんてなあ。っはは、自分でも厭になる程此の時間は好きじゃあない。其れでも幾度と無く一振りで乗り越えて来た筈なんだが――こんなふとした夜に人の心を得た己の弱さを知るなんざ、全く以て驚きだわな。
ま、良い良い。きみへの頼み事は此処からだ。甘やかしてくれだとか愛してくれだとか、そんな事を宣うつもりは毛頭無いさ。ただ、俺の隣に来て噛み付く様な口付けを受け容れちゃあくれないかい。拒まないでくれるならきみから貪ってくれるのも一向に構わん、寧ろ重畳と云うやつさ。
俺以外でと言うなら打刀と太刀から好きな奴を選んでくれれば引き摺って来よう。きみの姿は…そうさなあ、三／条／太／刀の二振りには逢ってみたい。が、特に冷遇も無いんで好きな姿で来てくれ。
俺の傍に来てくれると言う優しいきみは、互いの名と邸への地図…帯の招待状を。さて、睡魔の寄り付かん褥に臥してきみを待っているぜ。
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