ゲーム 一日限定
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1 范／無／咎(第／五／人／格)雨露をしのぐ其処彼処で咲き乱れる梅雨の象徴、嫌な時期になったものだ。嘆いたとて変わることなんぞひとつも無いのだが、忌々しい雨粒がこの身に降り注がないよう閉じ籠る他あるまいよ。とは言え、窓外の曇天を見上げるばかりでは詰まらん。一時の戯れ、気の迷い。理由付けは何でも構わん、今ばかりは側に寄れ。
此方から差し出すは東／風／遙の白／黒のみ。何だ其の顔は、代わりに招く客人に制限は設けん。荘／園に関わる者ならばその身ひとつで戸を叩け、部屋の鍵は俺から送ろう。
なあに、取って喰らおうなど野蛮な事は思って居らんぞ。ただ、そうさなあ、鼓膜の奥で鳴り響く雨音を掻き消したいまでのこと。幾ら流れようが寝入る迄待っている故、其の掌で耳を塞いではくれまいか。
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