ゲーム 一日限定

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1 占/い/師
おぼれる、しずむ(閲注)
酸欠の脳は砂糖菓子の様に蕩け、きっと真面な判断なぞ不可能だろう。苦痛と快楽の狭間に溺れ、感覚の分別さえできないそのさまはきっと、可哀想で可愛い。……、こんにちは。無粋な申出ではあるのだけど、少し耳を傾けてくれると嬉しいな。生ける者の温もり、その脈拍、生きている証。感覚、感情、仕草。そういった、目前の相手が滲ませる生の匂いが、恋しい。さする手指から伝う体温も、唇のあわいに溶けゆく吐息も、真新しい空気を求め不恰好に鳴る喉奥も、僕ひとりでは味わえない。甘いだけの砂糖菓子は、どうにも飽きがくるんだよ。一滴の非日常が水紋となり全身を巡る、あの感覚を今、どうしても。深い、とけるような口付けと、僕の十の指をきみの綺麗な首許に宛てがうこと。このふたつを赦し、甘受してはくれないだろうか。規約を遵守し、腰を据える場を帯に設けられるのならそれ以上いうことはない。此方に控えるは、僕、納/棺/師、探/鉱/者、調/香/師、祭/司。いずれも座するは左、合わす顔の性を問わず譲る心算は微塵も。手をとるはすべての求生者。女性に組み敷かれる男性、というのも乙なものだろう。これに該当するものをほんの少し、優遇とさせてくれ。
奇特なにんげんが居るかどうか見据えることはしないけれど、ここは無様な人らしく、一縷の望みとやらに縋ろうか。互いの姿と部屋の鍵、それから、なにか一筆。きみらしい言葉を添えて、僕のもとまで頼むよ。それじゃあ、どうか佳い夜を。

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