ゲーム 一日限定
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1 燭／台／切／光／忠(刀／剣)凍える。 冷えた指先に、滑らかな陶器の表面が与える熱が痛い。燻る湯気、苦味を予想させる香り、真っ黒な水面は今の心持ちのようだ。
休日の大半をただただ無為に食い潰して、漸くさみしいという感情を腹の底に落とした。実感、してしまった。
…人の世で、人として生きる僕の、ほんの僅かな時間を君と共に過ごしたい。僕が寝入る時間はそこまで遅くはないから、それほど君の時間を奪う事にはならないと思う。
ただ、指を絡めて君の熱を…少しだけ奪わせてくれたら、嬉しいかな、なんて。
片目を白で覆う僕だけがこの部屋にいるけれど、訪れる君の姿は問わない。少し嬉しいな、と思う姿を挙げるなら、所謂同じ姿だね。同じ体温をしていそうだから…触れたら馴染む気がするんだ。
肌を合わせるつもりはないし、望まれない限りは淫らな触れ方をするつもりもないよ。隣で手を握っていてくれるだけでいい。それ以上は、望まない。
あまり目を引く募りでもないだろう。もしも隣に座ってくれるつもりになった人がいるのなら、君の名と僕達の関係を添えて新聞受けにでも入れておいてくれ。…心優しい君を、待ってる。
【成人女性/原作知識有/捨宿、帯、G/帯の招待状の有無は不問】
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2 燭／台／切／光／忠(刀／剣) 以前眠るまで手を握っていてくれた君、本当に有難う。お陰で良く眠れたよ。縁があれば、また。
今日も酷く冷たい。温かな湯気を燻らせるこの苦い飲み物だけじゃ、凍える身体をどうにも出来ないようだ。
まだ日が高い頃だし、眠るまで、なんて我儘を言うつもりはないよ。貴重な君の時間を、ほんの僅かでも僕に割いてくれたら嬉しい。御礼として、珈琲を一杯、どうだい？
君の温かい手を待っているね。
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