ゲーム 一日限定

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1 賢王
月を見て思うことば
無性に醒めた眼の、捉うは頭上輝く真白の月。

此処が何処かなど訊くだけ野暮だろう。天文台か、或る都市か、いいや、その何れでも無い。此処には我と貴様しかおらぬ。我と貴様しか、要らぬ。
付ける仮面が誰であろうと構わん。女。男。英霊。主人。魔術師。敵、味方。自由に、貴様らしく来るがよかろう。
求めるは言葉の応酬。それ以上でも、以下でも無い。甘く蕩けた砂糖菓子をつつく真似がしたければ他所へ行け。我はなあにも知らぬ生娘にやさしく手解きする真似を悦と知る輩では無いからなァ、…溢れた蜜よりも、指先から流れ出る一筋の血潮が好ましい。
期間は明日…ああ、既に日付が変わったか。ならば本日一杯。再び時計が零時を示す迄。

提供/我、探偵、贋作者、狗、花の魔術師、緑衣の弓兵、太陽王、騎士王、鬼の頭領、第六天魔王、医者。以上に挙げた者であらば反転もクラスチェンジも問わぬ。好きに選べ。

記載事項/此方に求める姿と、貴様の姿。帯使用が可能ならば部屋の鍵、若しくは我が声の届く其方の住処。貴様が月を見て思うことば。

────いちにち。これは一日限りの夢ぞ、雑種。手にした刃で、瞳で、吐息で、言葉で。我に傷のひとつも残してみせよ。

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2 賢王
ひとりを捕まえた。ああ、ひとりで充分だ。顔を見るに叶わなかった者共は次の機会に。これを以て此度は募集を締める。
それでは、また。月の美しい宵にでも。

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