完なり オリジナルBL　受募集
[ここに投稿][下]
1 ロザモンド
先祖かえり（中世風FT）
　
ご機嫌麗しゅう。たくさんの魅力的な募集の中から見つけてくれてありがとう。
以下のキーワードにピンとくるようなひとを探しているよ。

・PLが21歳以上の女性
・メールでのやりとり（アドレス不問、こちらはGmail使用）
・中世風ファンタジー
　- キーワードは頽廃/貴族/吸血鬼など
・ストーリー重視（相互に設定を出し合ってたのしめるかた）
・おっとりした攻めに抵抗がない

どうだろう。もし気になったら、ちょっと長い募集文ではあるのだけれど、ぜひ最後まで目を通してもらえるとうれしく思うよ。

■世界観
ここは頽廃と破滅のところ。地獄。あるいは天国の末路。
名付けられた名も忘れてしまった愚かな世界は、今、緩やかな終焉に向かって進み続けている。
文明や文化は中世に酷似しているけれども、厳密にイコールではないかな。独自の摂理が働いていて、そちらの世界の科学や物理法則なんかとは異なる原理の機構も多い。
石造りの古城に、オイルランプや蝋燭の明かり、電気の概念なんかはないけれど雷を利用した不可思議な機械仕掛けの塔があったり、とかね。

この世界の登場人物はだいたい二種類。
『貴族』と『テオドル』――吸血種と人間種、と言い換えたほうが馴染みがあるかな。

貴族とは血を啜るものであり、その身を霧と化すことができるもの。念動力を用いるものであり、そして老いを失ったもの。
凍えて動かない心臓と超常の力を備えた彼らは、この世界の見届け人としてこの世に生まれ落ちたといわれているよ。
彼らは美と芸術、それから頽廃を好み、それらのこと以外――たとえばなにかの発展のためであったりに心を砕くことはほとんどない。
悪魔や吸血鬼なんて呼ばれたのも過去の話。テオドルたちをその牙ですっかり堕落させ、彼らを支配するようになった。

対して、テオドルはいかなる不思議もその身に宿さない。憐れなる子羊。かつて世界を統べたものども。
もはや誰も語り継がない歴史によれば、彼らこそが神の子だ。貴族のような力を持たないかわりに、子を為し、地に満ちるさだめを与えられていたそうな。
だけれどテオドルたちは貴族が与える牙の快楽に屈してしまった。テオドルは血を捧げるだけでは飽きたらず、地に満ちるさだめを放棄し、世界の運命を貴族へ、終わりの使者へ捧げてしまった。

もっと具体的な話をするね。
貴族たちはひとり、あるいは一族で城に住まい、テオドルたちはその城下に街を形成した。
駒遊びでしかない戦争や流行り病でテオドルの数は減っているけど、それでもまだ絶滅するには時間がかかりそうかな。
さて、領主として君臨する貴族の在り方だけれど、これはそれぞれちがっている。
城下に気を配り理想的な血の家畜場としている貴族もいると聞くし、ほとんど興味を示さずに荒廃に任せるままの者もいると聞いている。

テオドルたちについても、貴族への思いはさまざまだと聞いているよ。領主としてのふるまいに差があるのだから当然かな。
貴族の存在は知っていてもその牙の甘さを知っているものは多くはないと思う。貴族に対して、テオドルの数はあまりにも多いもの。

概要としてはこんなところ。イメージはつきそうかな。
基本的には『貴族』側についてはぼくが、『テオドル』側についてはきみが都度設定を膨らませていければいいと思っている。
そのときは上に書いたことをベースにしてもらって、自由にしてもらって構わないよ。もし判断に迷うことがあれば、気軽にぼくに相談してほしいな。


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2 削除済
3 ロザモンド
　
▼当Cプロフィール
ロザモンド・フォン・ファイゲフリューゲル
170cm/中肉中背/きみと同年代
落穂色の濃く暗いブロンドヘアに、ヘーゼルを帯びたダークブラウンの瞳。
ゆるくウェーブがかった頭髪は毛先が肩につく程度の長さで、真ん中で分けた前髪からは形のよい額があらわになっている。
丸みを帯びて高い頬の丸顔。やわらかい垂れ目にゆるやかな弧を描いた眉、血色のよい唇。尖ったパーツのない、温厚を絵に描いたような顔立ち。
貴族の蒼白さとはまた異なる乳色の肌。筋肉はあまりついていない、よい肉質のさわり心地。
出会ったときには控えめなフリルシャツとハイウエストの乗馬パンツに、編み上げの長靴をあわせている。
性格は見目のままおっとりしているが、同時に好奇心旺盛。度胸はないが思い切りはいい。おっかなびっくりの態度でも結果的に行動は大胆。
温室育ちで擦れたところはあまりない。また個人的に生まれ持った素質として、極めて直球に感情を表現する傾向にある。

▼可/不可
可：各種ロール形態（行動がわかれば問題ないです）、サブC、世界や設定のアドリブ進行・打ち合わせなど
萎：全角50字以下のロール、可読性の低い文体、過度確定、メインCの死、大スカ全般、無言打ち切り（空メ希望）

▼参考ロール
（かつて貴族たちが現れる前、テオドルたちが築いたこの城は城塞としての役目も果たしていた堅牢なものである。そんないくつか存在する物見を兼ねた尖塔のひとつ、城壁から最も離れた内に位置するそこは、かつての名残を失って、今は植物園として機能していた。中身をすっかりくり抜かれた塔は、内から補強するように鳥かご状の鉄枠に囲まれ、種々の薔薇が咲いては蔦巻き、大樹が身をくねらせながら高く伸びている。階段のように付き出した足場、見上げる高さのひとつに腰掛けて、剪定ばさみを動かす人影がひとつ）……あれ？起きたんだね。気分はどうかな、どこか具合が悪かったりしない？（足音に気づけば、はるか下へ顔を向け、自分の存在を主張するように大きく片手を振る。張ったところで声量はさほどないが、閉じた尖塔の静寂には十分響いて）


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