完なり ゲーム BL攻募集

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1 守沢千秋(あんスタ!)
出られない部屋。
目が覚めたら教室にお前と二人きりだった。黒板に書かれた文字の羅列を笑い飛ばして扉を開こうとしたのは何分前だったか。確かめてみれば窓も開かない。何だ、此処は。見慣れたはずの教室は、一瞬にして得体の知れない場所へと変わった。


「告白が成功しないと出られない部屋」


すまない、と頭を下げた。俺だけの力ではどうしようもない、お前の気持ちは分かるがどうにか堪えてくれ、嘘をつかせてしまう事は本当に心苦しい、申し訳ない。そんな事を言ったと思う。目を合わせる気にはなれなかったから、そのまま靴の先を見ながら好きだ、と呟いた。返事は聞かれたくないだろうと思って、その後耳を塞いだ。
腕を引かれて顔を上げたら、開いた扉を指差すお前がいた。良かった、これで出られる、ありがとう。下駄箱まで、どんな話をしたのか覚えていない。話が切れないように、口を動かし続けた事だけは覚えている。お前の方は向けなかった。いつもみたいに抱き着く事も、肩に腕を回す事さえ出来なかった。靴を履き替えたら、今日は走って帰る日だからと別れを告げて逃げ去った。

次の日。俺は、高峯を迎えに行かなかった。


さて、遅くなったが閲覧ありがとう!思っていたより長くなってしまったが、着いてきてくれているか?…よしよし、偉いぞ高峯!流石は慈愛のグリーン、優しさに満ち溢れているな…!
そうそう、今回俺が探しているのは我が流星隊のグリーン、高峯翠だけなんだ。だから、あいつ以外の人間とは例えヒーロー談義をしようと持ち掛けられても応える事は出来ない…!くっ、今ほど俺が二人いればと思った事はないぞ!しかしどちらかと言えば分身は敵の十八番…!戦っても戦っても減らない戦闘員、疲労が蓄積される肉体、もう駄目だと思った所に颯爽と登場する追加戦士……!ああ、熱い展開だな…☆

おっと危ない、話が脱線する所だった。ただでさえ長々と話してしまったんだ、ここからは手短に済ませよう。
と、言っても。何て事はない。要は、変な事件に巻き込まれた翌日からの日々を俺と送ってくれないかと、そういうお願いだ。
朝は迎えに行かなかったが、別にお前を無視している訳じゃない。部活でもユニット練習でも、必要な指示はするし話し掛けられれば応える。昨日までと違うのは、お前に対してスキンシップを取らなくなった事、ただそれだけだ。
別に気まずい訳じゃない。第一、あんな状況での告白に意味なんてないだろう?それに、俺達は単なる先輩と後輩だ。加えて同性同士。何かがある訳がない。…なのに、何故か。お前に手を伸ばそうとすると直前で止まってしまうんだ。うーん、困ったなぁ。これじゃ円陣が組めない!練習試合もライブも近々予定は無い事が幸いだった。まったく、俺はどうしてしまったんだ…?

始まりに希望があれば任せよう。特になければ、あの日の翌日の部活後、着替え中に二人になった所からでどうだ?別に、翌日に拘らなくてもいい。気まずいすれ違いが終わって痺れを切らしたどちらかが呼び出した、なんて数日先の未来も楽しそうだ!
お前の気持ちも自由にしてくれ。鬱陶しくて嫌いだというならそれも受け入れよう。ただ、先輩と後輩として表面上は接する事が出来る程度には、嫌悪感を抱いていないと嬉しい。俺にとっては可愛い後輩で、切磋琢磨していきたい仲間なんだ。
そうだ、お前への要望を箇条書きにしてみよう!

◯ぽ_いでのやり取り
◯一日一通以上可能
◯打ち切りは空メか件名END
◯描写を考える事が好き(形態、長短不問)
●展開相談、多忙の連絡などが半で可能(優遇)

面倒臭いと言いながらも何だかんだで付き合いのいい高峯は、件名を空白にして本文に連絡のつくアドレス、設定への付け足し(あれば)、質問や要望(あれば)、萌萎(萎のみでも可)、接触描写(希望の場面から)を書いて連絡を送ってほしい。流星グリーンだと確信した者には二日以内に返事をさせて貰おう。

あの日、お前の言葉を聞いていたなら何か変わっていたんだろうか。過去には戻れない、悔やんでも仕方がない。分かっているのに、思い出す度に上手く笑えなくなるんだ。ごめんな、高峯。

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