1 ミスト◆pN2E

例えばだ

私が君たちを殴ったとしよう
逮捕されるのは、私か君たちかどっちだと思う?
そう君たちなんだよこれが
君たちは社会を知らなさすぎる
2 無名さん
お前は社会に出とらんやろ
3 無名さん
例えばだ
私がミストを殴ったとしよう
逮捕されるのは、私かミストかどっちだと思う?
そうミストなんだよこれが
ミストは社会を知らなさすぎる
4 無名さん
例えばだ
電車内で女性が意図的にミストに臀部を押し付けて悲鳴を挙げたとしよう
逮捕されるのは、ミストか女性かどっちだと思う?
そうミストなんだよこれが
ミストは社会を知らなさすぎる
5 無名さん
例えばだ
ミストが家で母親から差し出されたバナナにゴキブリがついていたとしよう
ゴキブリがついていたのを、母親は認識していたかしていなかったかどっちだと思う?
そう、母親があえてつけたんだよこれが
ミストは自分の立場を知らなさすぎる
6 無名さん
約30年前のことだ……。
岐阜県にミストという小学生の男の子がいた。毎日、友達と楽しそうに会話したり遊んだり…勉強したりゲームしたりしながら、ふと考えたりしていた。「ボクは将来どんな大人になっているのかなぁ?」と。
お医者さんになりたい、電車の車掌さんになりたい、ゲームの開発者になりたい、野球選手になりたい、とにかく人の役に立ちたい、人に夢を与えられる人になりたい、などと自分の未来の無限の可能性と選択肢に、無邪気に心を踊らせていた。
そんな少年が約30年経って、どんな素晴らしい大人になったと思う?





そう


まさかの無職なんだよこれが…

ミストの人生は残念すぎる
7 無名さん
約30年前のことです……。
岐阜県にミストという小学生の男の子がいました。ミスト少年はそれはそれは正義感に溢れていました。「小さな子供が…大好きで…」そう言って近所のチビッ子にお菓子をわけあたえていました。そんなミスト少年には将来やりたいことがありました。それを人に口にする時に決まってこう叫ぶのです。
「あ゛〜〜〜っ!!ごの世の中を変゛えだいっ!!」
そして必ず号泣しました。
具体的な目標はなく、漠然としながらも未来への意欲だけは横溢しているミスト少年。そんな彼ももう40歳。果たして彼はどんな頼もしい大人になり、どんな風に世の中に影響を与えているのでしょうか?
少しだけ、覗いてみましょう…。





「いっぱいジュース飲んで、ジョボジャボ、小便を出す。こんな人間らしいことはないじゃないか。……おっ?ブリーフからチンゲはみ出してりゅ、だがそれがいい」


……。


そう


まさかの無職なんだよこれが

ミストの人生は残念すぎる
8 無名さん
昔々、その昔からそこそこ未来
岐阜県にとある家族がいました
長男はミストといいました
父親はとても酒癖が悪く、得に嫌なことがあったわけでもないのに酒を飲み始めるとかならず暴力を振るってきました
そして殴る前に決まってこういう迷言を言うのです
「例えばだ。私が君たちを殴ったとしよう
痛いのは私か君たちか、どっちだと思う?
そう、君たちなんだよこれが」

そう言った後に家族一人一人、丁寧に容赦なく一撃ずつゲンコツを食らわせていっていました。
そんなDVの日々に耐えかねたミストの堪忍袋の緒が遂に切れました
「あ゛〜〜〜っ!!ごの世の中を変゛えだいっ!!」

ミストは泣き叫びながら包丁をもって父親に立ち向かっていきました

しかし父親は落ち着いた様子で迷言を口にしました
「例えばだ。子が父を襲ったとしよう
勝つのは私か君かどっちだと思う?
そう私なんだよこれが」

ミストは赤子のように制圧されてしまいました
そう
父は息子を床に押し付けてねじ伏せながらまたもこういうことを言いました

「例えばだ。私がこの家を出ていったとしよう
生活に困窮するのは、私か君たちか、どっちだと思う?
そう、君たちなんだよこれが」

圧倒的な力の差を見せ付けられ、プライドをズタズタにされたミストは、涙をこぼしながらこんな人間とは比べ物にならないほどドデカい人間になってやると固く心に誓ったのでした。


そんなミストももう40歳。果たして彼はどんなドデカい大人になり、どんな風に世の中に影響を与えているのかというと







まさかの無職なんだよこれが

ミストの人生は残念すぎる
9 無名さん
>>1
社会を知らんのはお前や