1 ゆあ
女性 21歳 広島

やってらんなくなった

私は中学3年〜大学1年まで切ったり薬飲んだり馬鹿みたいに毎日のようにしてた。
私が何するか分からないから、お母さんまで不眠になった。
私は一番酷かった当時のこと、あんまり覚えてない。

変わったのは大学に入ってから。忙しい。本当に忙しい。
そんな薬飲んで寝こける時間も、ごそごそ夜中に手首切る時間も惜しいくらい課題の山、授業、授業、授業。
大学に入ったら変わってやる、毎日学校行って毎日授業に出る、私は変わるって意気込みがあったせいかもしれないけど、あっという間に日常が色味あるものに反転していった。
自傷やめようと思ってやめたって言うよりも、そんなことやってらんなくなった。
今思えば暇だったのかなと思う。暇だから色々と考えてドツボにはまって抜け出せなくなって。
それで無茶してたんじゃないかなと思う。

忙しくクルクル動き回ってたら、だんだん生活のリズムも整って、薬もいらなくなって、何より生き生きしはじめた。
毎日楽しくて、徹夜で課題して1時限から授業とかでも疲れた眠たい休みたいって文句言いながら毎日こなしてた。
すごい疲れるけど、そんな悩む時間なくなるくらい動き回ったら、ほんと治っちゃった。
今は付き合って1年半の彼氏もいて、雑誌の裏の怪しい広告みたいに人生変わりました!って生活してる。
自分でも信じらんないし前じゃ想像もつかなかった。あぁ変わろうって意気込みが大事なんだなって思う。
傷はまだ残ってるけど、就職して貯金して形成手術するつもり。
今の私を形どってるものだけど、やっぱり視線は冷たいし、私もおしゃれしたいから…
(W51CA/au)