1 けい
女性 16歳 埼玉

リスカをして

わたしは
中学生の時、
リスカをしている
時期がありました。
理由は‥‥と、
今考えてみると
よく分からないのですが、
不安感や恐怖感の矛先を
自分に向けていた、
というか
それが自分にとって
意味のあることなのかも
分からずに、
何かあると
「切ればいい」
と、言い聞かせて
いたような気がします。
だけど、やっぱり
傷つくのは
自分の身体自体だから
痛いのは痛いし、
でもそれを必死で
「痛くない、これでいい」
と、思い込んでいる
ような感じでした。

結局、わたしは
誰にも打ち明けることなく
リスカを止められました。

でも、お母さんは
気付いていたような
気がします。
わたしに話す一言一言に、
何か温かいものが
あったからです。

だからわたしは、
もう一度
がんばらなくちゃ、
と思いました。

前を向かなくちゃ、
と思いました。


言い方は悪いかも
しれませんが、

リスカをしていた自分が
いたからこそ、
生きたい、
頑張りたい、
と思えたとき、
涙が止まらなかったです。

殻から抜け出した自分は、
なんだかちょっとだけ、
ステキに見えました。


長くなりましたが、
私事ですみません。
読んで頂ければ
幸いです。
(N904i/FOMA)