1 無名さん

セミはね

一週間生きるためにね、五年間もね、楽しみに待ってたのずっとね、始まりをね、意識してたからね、あんなに強く鳴けるの。人もそう終る事を意識するよりね、始まる事を意識した方がね、きっと強く歩けるの。