10 無名さん
世界観
●基本設定
不思議な力「マナ」に囲まれたファンタジー世界です。すべての人間に魔法や特殊能力の類は無く、モンスターの類も存在しません。マナは特殊な装置「マナポット」に充填し使用しますが、マナポットの詳しい仕組みは未だに解明されておりません。
文化レベルは19世紀ヨーロッパ程度、本来石油や石炭、電気で賄われている部分に種類に応じたマナポットが添えられているとお考え下さい。地域によってはマナに頼らず、自然の恵のみで暮らす民族も存在します。
通貨は「ルル」で1ルルが1円に相当します。物価は地域によりまちまちですが、農作物は10ルル未満、衣服は50〜200ルル、マナポットは1000ルル以上、武器の類は500〜10000ルル。機能が高等な物ほどマナ使用量が多く、値段も高騰します。
※文化レベルに関してはあくまでも目安です。ファンタジーの世界なのである程度までなら時代が交錯しても構いません。 

●世界地図
シドとトトリの住む「フルラージュ」を中心に大きな海が広がり、東西南北に国が存在します。東、南の国は地続きですが、残りの国はフルラージュと同じく島国となっています。
首都「フルラージュ」
時の王が城を構える、最も文化の発達した国。年間を通じて気候は穏やか、何万種類もの花が植えられている中央公園が観光名所。豊かな反面貧富の差が激しく、スラム街の存在も確認されている。すべての国と国交があり世界最大のギルド紹介所も存在する為、仲間を求めた旅人や依頼人の姿を良く目にする。
東の農業国「カンパーニュ」
後方に大きな山々が聳え、豊かな自然に囲まれた農業地帯。山から流れる川の水を利用した水耕栽培が盛んで、殆どの家庭が農業と狩猟、酪農で生計を立てる。隣国「アフェール」と国交あり。
南の商業国「アフェール」
衣食住なんでも揃う商業大国。気候はやや暑く、雨期が少ないことで有名。陽のでている内は親子連れや夫婦で活気のある市場も夜が更けるとマナ武器の売買や賭博所、風俗店など、歓楽街としての面も顔を出す。中央に位置する大きな闘技場では毎日賭闘技大会が開かれているため、街には賞金稼ぎや武装ギルドが多い。
西の神国「エルミタージュ」
国土面積も小さく周りを森に囲まれた、他の国と国交の少ない国。昔よりマナ信仰が深く根付いており、マナポットを使用した製品を使用せず、慎ましやかな生活を送る傾向にある。外部との接触を好まず、閉鎖的な国である為謎に包まれる部分が多い。西部のマナ神殿では多くの神子が祈りを捧げ日々修行に励む。
北の工業国「アビルテ」
熱源のマナポットをはじめとした機械類の研究の進む技術者の国。年中国土は雪に囲まれ作物は殆ど取れない為、輸入に頼りきり。建物は二重扉に守られ室内は驚くほど暖かい。マナポットの研究、汽車や船舶、飛行船の研究が進んでおりメンテナンス等はお手のもの。背後にそびえる雪山奥には多くの鉱物が眠っており、現在開発が進められている。

●マナ製品について
日常生活の灯りや熱源、動力に用いています。見た目は現実の其と大差ありません。電波の代替になる物は開発されておらず連絡手段は手紙、掲示板のみです。マスケット銃にマナポットを取り付け小型化したものも売られているが非常に高額で一般街には出回りません。