11 無名さん
「う、うん。私は結構、頼りになる女だぞ。」
羽津 倫子

-Hazu Rinko-
♀/26歳/写真家/170cm/AB型/#e9967a
性格

幼少期からの長身が自信に直結すると思いきやさして関わり合いは無いらしく、寧ろ優柔不断と言えるだろう。買い物をするならば目当ての物以外にも手を伸ばしてしまうし、自分の次の行動も唸りながら時間を掛けて決める。自覚の無いマイペース程太刀の悪い事は無い。また、何が祟ったか無闇に意地を張る性質が有り「甘え」の言葉は頭の隅からも追いやりたい、と言うのが本人の思いである。褒められる事に対しての耐性が皆無で、特別褒められ慣れていない訳でも無いが毎回照れる。照れていると察されたく無いのだろう隠すがバレる、の繰り返し。頼る側の経験が比較的多かった故に頼られる事に理想を抱いている。然しその仕事柄からそれを表面に出せないままでいるために、それとなく匂わせる場合も。

備考

大学生の頃からの趣味であった写真は、特に仕事にしよう等と考えていたのでは無くあくまで楽しむ事に専念していたのだが、友人の勧めにより賞に応募してみたところ受賞。その時の審査員であった有名写真家に弟子に取られ、現在もその人の元で仕事をしている。主に撮影の対象となるのは作り込まれたもので無く、自然に作り出されたもの、そして「いつもの風景」等。然り気無さを重視している。
星屑町には夏休みを名目に、今度彼女の師匠と共同で出す写真集に載せる何枚かを撮りに来ている。仕事の休憩時間にひっそりと写真を撮る姿が見られるだろう。家族構成としては父母と自分の三人家族で、一人っ子として伸び伸びと育ってきた。それが原因だろうか、恋愛に対しては一歩遅れるのが大半で片想いから発展する事は少ない。
女性にしては高い身長が有るものの、線が細く体格が良くない事等から威厳は少ない。一人称は「私」、二人称は性別や相手によって変わり、多用されるのは「きみ」。また、「〜さん」「〜ちゃん」等も同じくである。

参考ロール

(鐘が鳴っている。昼間立ち寄った海岸岬から響いているのだろうか、そのジンクスの通りに何処かの恋仲の二人が永遠を誓い合っているとしたら海がほんのりと夕陽に染まるこの時間帯は最適である。夏の暑さも程好く薄まり、浜辺に鳥が群れを成して飛び交う様子はまるで映画の中に入り込んだかの如く。そして非日常のみで無い郷愁も感ぜられる事は己の撮影対象に当てはまる故に一眼レフカメラでそれらを写そうと構えようとしたその時、掛けられた背後からの声は確かに此方へと向いていよう。落とし物でもしたかと不安を表情に滲ませつつ声の主を確認せんと向き直れば其処に立つは麦わら帽子を被った女性、どうやら何か粗相をした訳で無くアルバイトを募集しているらしい。軽い案内と称して説明受けてパンフレットを貰うと先程の不安さは消え失せ、興味が浮かび始め)楽しそうな仕事ですね。遣りたいなぁ…あ。そうだ、あの、私此処には写真を撮りに来ていて。見境ない場合も多分、有るかもしれません。大丈夫でしょうか。