16 無名さん
久原。
久し振りだから色々書くつもりだったけど…いけない、少し早く来すぎたみたいね。見送りとお迎えの言葉をくれた人たちはアリガト。悪い気分じゃないというか何と言うか、嬉しかったわ。今日は駆け足で長々とは書けないから一先ずは簡単に失礼。
告白お題お礼を後でロッカーに届けるから確認をお願い。君嶋さんは待たせてしまってごめんなさいね。
じゃ、お題に。
子供の頃好きだったもの
ざっくりまとめるなら親の部屋かしら。小さい頃は漫画やアニメのアイドルに憧れてて、姉と母の部屋にこっそり忍び込んではドレッサーやクローゼットから可愛いものを取り出して色々飾りあってたわね。下手な化粧でオカメみたいな顔になるのも気にせず…。父の部屋というか書斎にはキャスター付きの椅子があって、座ったまま移動したり兄や姉と座る役・押す役をして家中を徘徊したり…良い遊び道具だったわ。勢いをつけすぎて本棚に頭をぶつけて大泣きしたのも良い思い出よ。
両親の部屋は基本的に立ち入り禁止だったけど、子供部屋とは雰囲気もレイアウトも広さも全然違うから異世界みたいで隙あらば侵入してた。妹が生まれたり私達自身も成長したりで段々そんな悪戯も無くなっていったけど、楽しかった幼い頃のエピソードとしていつまでも忘れないようにしたいものね。
お題ありがとう、お疲れ様。

休学中に松風に来た人達はこれからどーぞヨロシク。三年の久原です。分からない事は周りに聞くと良いわよ、期待以上の返答が貰えるんじゃないかしら。
逆に学校を去った人達は体に気を付けて過ごすのよ。
それじゃ。