34 無名さん
Toru Furuto
古戸 透

成程、勉強になった。

170p 5/31 B型
放送委員 ダンス部 二年
NL/GL #5654a2 17.4.22〜

性格
*愛想がいい、社交的とはお世辞にも言い難い、マイペースで単独行動をしがちな性格。変化の乏しい表情と男勝りでぶっきらぼうな口調も相俟って取っ付きにくいと思われる事もあるが、人嫌いな訳ではなく、ただ無頓着なだけと表した方が正しい。
頓着のなさは自分自身に対しても同様で、興味を持った物事や楽しいと思えるものに没頭すると寝食を忘れるどころか進んで放棄する事も珍しくない他、着飾る事に価値を見出だせない為にいわゆる女子高生らしい洒落っ気のある衣類は持たず、化粧もしない。髪が長いのも美容院へ足繁く通って短く整えるのが面倒だから、という徹底ぶり。
然程口数が多くない一点を見て腰の据わった人物だと評する者もあるが実際には真逆で、何かしらしていないと落ち着かない。コードを押さえられる程度ながらギターが弾けたりと、知的探究心の赴くままにかじってみただけの中途半端な知識や技術が多々ある。


備考
*一人称は私。二人称は同学年と下級生は苗字を呼び捨て、上級生は苗字+先輩。
家族構成は両親のみの一人っ子。父はダンサーで、人気歌手のバックダンサーなどといった華々しい仕事こそ少ないものの楽しそうに打ち込む父の姿を幼い頃から見て育つうち、ダンスそのものよりもそれを切り取る映像分野に興味を持った。いつか父とその仲間を被写体にミュージックビデオを撮影したいと考え、最近は独学で映像制作について学んでいる。その一端として放送委員会に所属する傍ら、脚本書きたさに演劇部への入部を考えた事もあったが、自身の性分では締め切りを守るのは難しいと判断し、結局夢に役立つだろうとダンス部に入った。始めこそ知識と感覚の修得が目当てだったが今ではダンス自体が楽しく思えてきた模様。
基本的にインドア派で、休日は自室に引き込もって映像制作の他読書やゲーム、語学等の学習などをして思い付くまま気儘に過ごしている。反面、幼少期は頻繁に郊外の祖父母宅に訪れていたせいか野遊びも得意。
学業は持ち前の知識欲と勘を武器にして文系と体育を中心に比較的そつなくこなす中、数学だけは壊滅的に苦手。しかしながら挽回する気は皆無で、テストでは解けそうな数問だけを解いた後は呑気に落書きや考え事をしている。


ロール
*(世間一般に夕飯時とされる時間帯である以上に、部活を終えたばかりで腹を空かせた生徒が多い事に起因しているのだろう。同年代の黄色い声で賑わう寮内の食堂にて、片隅の席を一人陣取ってラーメンを啜る。右手に構えた箸先で麺を手繰る一方、左手のスマートフォンの画面を親指の腹でスクロールして取り急ぎ調べたい事柄を消化していく――やがてスープの一滴までを飲み干したのとスマートフォンをブレザーのポケットに滑り込ませたのとはほぼ同時。足元に置いていたボストンバッグを間髪入れずに肩に掛け、如何にも学校帰りの出で立ちでトレイごと丼を返却口に返したなら、偶にはゆっくりしていけばいいのに、と思わず口にする女性職員に片手を軽く挙げて踵を返し)そのうちな。今日は少しやりたい事があるんだ。ご馳走様、美味かったよ。