38 無名さん
Toma Tachibana
立花 当真

え、なんで怒ってんの!?

174p 8/10 B型
体育委員 サッカー部 二年
NL/BL #FFAAAA 17.4.22〜

性格
*人懐っこく賑やか、人によっては少々…いやかなり、鬱陶しく感じる部類の生き物。明るいところ、賑やかなところを好み、静かな場所や真面目な空気は大の苦手。食べ物をくれるから優しい、手伝ってくれるからいい奴!、と些細なことで好感度を爆上げして絡みに行くタイプ。構ってくれると判断した相手には周りをうろちょろしてみたりしきりに話しかけに行ったりと、正直にいえば仲良くなればなるほどめんどくさい質なのかもしれない。本人としては精一杯友好的に交流を持とうとしているだけなのだが、サボテンに水をやりすぎて枯らすが如く、むしろ離れてゆく人間の方が多いことは言うまでもない。本人も、原因はわからずともその傾向は感じており、微かでも拒絶の気配を感じると、べたべたひっつきに言っていたのが嘘のように距離を取ったりもする。案外打たれ弱い。根本にあるのは、仲良くなりたい、嫌われるのはいやだ、という至ってシンプルな感情なのだが、本人の頭がポンコツ過ぎるが故に事態をより一層ややこしくしてしまっている。ちなみに、人間関係のみ不器用なタイプ、などではなく単に馬鹿なだけである。

備考
*一人称俺、二人称は名字に君、さん付けが基本。相手と極めて仲良くなった、と判断した場合のみたまにあだ名で呼んだりもする。成績が低迷しているのは今に始まったことではなく、テスト前は教科書と解答を必死で丸暗記しどうにか進級しているありさま。本人が唯一望みを掛ける運動は、たしかにそこそこの好成績であるが抜きん出てトップ、とは到底言えるものではない。人脈が豊富というわけでもなく、地理把握に秀でているということも無く、圧倒的美男子ならばまだ救われもすれども、特に光るものがないというのが正当な評価だろう。そんな息子ではあるがその両親はのほほんと成長を見守っており、唯一年の離れた妹のみが率直に意見を叩きつけてくれる存在となっている。サッカーを始めたのは小学校に入ってから、その時のサッカークラブの楽しい思い出が今に繋がっている様子。ポジションはMFだが、実はずっとGKに憧れているのだとか。

ロール
*(空は快晴、時折足元を抜けてゆく風が心地よい春の日曜の昼下がりは、日頃は出かけないような場所にも人を連れ出してしまうような魅力があるらしい。花筏を並べた川面にせり出すようにして咲き誇る土手の桜並木と、その足元を赤に黄色にとにぎやかに彩る出店の列、その色味の美しさに感心したのが今から十数分前のこと。たこ焼きや焼きそばなどいかにもな店から、桜餅やらべっこうあめ、果てはカレーせんべいなど変わり種を売る店までずらりと並んだそのうちの一店舗の前で、頭を悩まし立ちすくむことになったのが、今から五分程前の事。白地に空色でラインの入った上下セットのジャージはつい先日下ろしたばかりの新品で、その上着のポケットには、足元の蛍光イエローをしたブランド物のランニングシューズを購入したせいで少々頼りないぺらさとなった財布がおさめられている。サーモンピンクの頭が見つめる先にあるのは透明なプラスチックケースに並んだ団子の群れ、問題なのはその味の種類であることは、勘のいい人が見たならばおおよそ検討がつくだろうか。並べられている種類はきっかり二種類、一つは昔ながらの三色団子、そしてもう一つの方にはいちご、とだけ印されたピンク色のそれ。三本入り一ケース600円、財布の寒さからして買っていいのは一つまで。団子二つを交互に見つめ、気がつけば小さく独り言。眉間にシワを寄せいつになく真剣な面持ちで悩む姿に、ついに店の親父が笑い始めたのが、ちょうど二分ほど前のことであり)いちご…大福は美味いけど、団子…団子はどーよ…。いやでも、もしかするとめっちゃ美味いんじゃね…?