39 無名さん
ソイレントシステム

「おー食い物があるぜ。ちょっと食っていこうぜ」
「そうね…この先何があるか分からないし、贅沢は言ってられないわね」
「先生もどうだい??」
先生「いいえ。私は遠慮しておきます」
「そうかい?じゃあ俺たちは失礼して…いただきまーす」
「いただきまーす」


「ふー食った。よしいこうぜ!…これは?さっき俺達が食べた物か…」
「ふうん。普段、私達が使う薬品類は全てここで造られているのね…いやね…なんの肉かしら?」
「うぅう、作ってる所は見たくないな…」
先生「待ちなさいフェイ、あなた達はあの食料を食べました。そのことをよく認識して、その扉を開けて下さい」
「あの缶詰がどうかしたの?」
「何だよ…何があるんだよ、一体」
先生「それは、あなた達自身の目で確かめて下さい」

(グジャグシャグジャベジャ)

「こ、これは…ま、まさか」
「そんな…うそでしょ…」

(人間がベルトコンベアで運び出される)
(ベジャベジャベシャ)

「うっ…」
「な…何だよ…こ、これは…うわああああああああああ」
先生「ソイレントシステム。ソラリスの生体実験場とその処理施設」


先生「さあ立ちなさいフェイ立って、そしてもう一度見るのです…」
「こんなのってあるかい、先生」
先生「…これが現実です」