41 無名さん
Michika Tobisawa
鳶沢 みちか

わ、それって奢りですかあ?

160p 8/23 B型
保健委員 演劇部 一年
NL/GL #a563a0 17.4.10〜

性格
*飄々とした口調、笑顔を絶やさない愛想とは裏腹に、頭の中はいつでも優先順位の秤があちらへ傾きこちらへ傾き、気分次第で簡単に意見を翻すちゃっかり者。人を出し抜くような悪意こそないものの、いかに自分が物事を楽しめるかに重点を置き、隙あらば人を巻き込もうとする。責任感とは程遠い性格のようでもあるが、人情には厚く、一度構築した人間関係を自分から手離すことは稀。ただ、前述のような特性上相手から距離を置かれてしまうこともしばしばで、それがかえって本人の執着心を煽るという悪循環によく陥っている。年の離れた兄姉の影響か、表面的な振舞いだけは適応的だが、内面には未熟な子供っぽさが残っている。

備考
*雪ヶ丘市の郊外で定食屋を営む父母のもと、三兄弟の未子として育った。兄、姉はともに成人し、家族の中では何をしても許されるという位置取りが長く、娘の精神的自立を願う両親から寮生活を勧められた。掃除以外の家事能力はてんで無く、日々の生活にも四苦八苦しており、家事における唯一の特技は「コメを美味しく炊くこと」くらいのもの。叔母が小さな劇団で舞台女優をしていたことが切っ掛けで、小学生の頃に「女優さんになりたい」という野望を抱き、中学時代から部活は演劇部。アドリブはそこそこ小慣れて来たが、生来の忘れっぽさから長台詞は大の苦手。暗記能力の低さは全体的な学力にも影響を及ぼしているようだ。年頃らしく流行を追いかけるばかりで独自のセンスには乏しいが、体力と反射神経には自信あり。お陰で入学以来、下降線を描く成績とは反比例に、女子高生に人気のスマホゲームのランクばかりが上昇していく日々である。

ロール
*4番、鳶沢みちか!かっ飛ばしちゃうから、覚悟しなさあい。(赤いジャージと対照的な、白い簡易メットが春光にきらめく。鍔の下から覗く両目は糸のように細められて弧を描き、不敵な視線が敵陣の投手へと注がれている。戦況は満塁、チームを栄光へ導く準備は万全だ。入学して間も無いとある一日、なんて事はない女子ソフトボールの授業は、なぜだか白熱を極めていた。発端といえば、「勝ったチームにアイスクリーム」という気紛れな体育教師の発言だったのだが、そんな些細な発破でも、子供じみた闘志には簡単に火が付いてしまうもので。仲間たちのアイス…もとい、勝利を一身に背負い、まだ汚れの無いスニーカーでじりじりとマウンドを踏みしめる。両腕のジャージを肘まで捲り、気合いたっぷりのバッターは、いよいよ運命の一球を迎え撃つ構え。自らを奮い立たせる為の呟きは、肝心の相手の元までは届かなかったかもしれないが)……さあ、来ーい!