57 無名さん
厨:(刀を振るう華麗な曲線が相手の足を無慈悲に切り裂く。逃げ足を潰され動けないそこへ切っ先を突きつけて)命乞いするなら、考えてやってもいいぜ…。

ワイ:(攻撃の軌道を見抜いて半歩引くと刀が空を切っていき。回避の動きが残像を置き去りにするほどだったのか、相手は切り裂いたと勘違いしているらしく)あくしろよ。

厨:(斬られていない、そう思い込んでいた相手の足から一拍遅れてしたたり始める血。剣先が薄皮一枚下の血管に食い込んでいたのだ)どうした?余裕な顔が歪み始めたぞ。

ワイ:(視線を落とすと、なるほどズボンが裂けていて。そこから溢れるのは昼食に食べたケチャップの中身。ポケットに忍ばせていたチューブが両断され激昂する)きさまぁ〜。

厨(囁き):いい加減にしてくれませんか。