62 無名さん
(12月にと微妙な時期に転入してきたものの何とか慣れ始めたの束の間、冬休みに入り妙な緊張感からの開放を経てだらけきった年末年始を迎え学校が始まり通常授業となっても尚それは抜けきっておらず。然し学生の本分だと何とか授業を真面目に聞くも、次に訴えてくるのはぐうと鳴る己の腹。こそこそと隠し持っていた菓子で凌ぎようやっと四限目の終了を告げる鐘の音が響き、持ってきた弁当では恐らく足りないだろうと判断するや否やここにきて仲良くなった友人達に一言声をかけ、教室を出れば購買へと一直線に向かい。辿り着けばそこには自分と同じように腹を空かせた生徒で溢れており、さっさと買って戻ろうとするすると合間を縫って一番前に立てば両手にいっぱいの菓子パンや惣菜パンを抱え満足したのか他のものには目をくれず会計を済ませてしまおうと。然しいざ会計へ向かえば販売担当だろう女性職員に世辞を連ねる男子生徒がおり、幾ばくか待てどなかなか進展のない状況に益々腹は減り、催促してやろうと再び前に立つ男子生徒に目を向ければ、懐やポケットを漁る姿が目に入ったところで大体察してしまい、苦笑いを一人浮かべればそのまま前にでて相手の横に立とう。台に両手に抱えたパンをどさどさと音を立てて置きポケットにある財布を取り出しながら、相手の顔を覗き込めば後ろ姿では分からなかったが挨拶はする程度の見知ったクラスメイトだと気付くだろう。/↑)めっちゃお腹すいてんねんけど、はよしてよお、なんぼ足りひんの?…って、春日井やん。

ツイロル普通やん