7 黒猫
初書き込みです。
初めまして、黒猫です。

知人にリスカを常習的に繰り返す女の子がいます。
現在は病院で治療を受けておりますが、彼女は飛び降りて足の骨を折りました。
今まで、何度か相談に乗ったり、話を何時間も聞いたり、時にはカッターで切り付けられたりもしましたが、その都度なんとか彼女に生きる希望を与えようとしてきましたが、本人に限界が来てしまったようです。
電話で呼び出されたマンションの6階から、飛びました。
無我夢中で地面と人間の間に飛び込んだのですが、結局彼女は足を、黒猫は肋骨を折りました。

「命を救えた」

「また明日に希望を持てる」

「立ち直らせるんだ」

そんな独り善がりの妄想を抱いていた黒猫は、彼女の病院に見舞いに行きました。

返ってきた言葉は
「邪魔」
「せっかく楽になれたのに」
「邪魔したから半端に怪我して余計な苦痛を味わった」
「帰って」



主さんのやろうとしている事は大変立派な考えだと思います。
しかし、「助けたい」なんて願望はただの欲望です。

黒猫は、再び彼女が飛ぼうものなら運命として片付けます。

こちらがどんなに助けたい、救いたいと願い、行動しても、死にたくて仕方の無い人はどんなにしたって守りようが無いのです。


自分を犠牲にすれば万人を救えるとは思わないでいただきたい。
かといって、目の前に転がっている空き缶をごみ箱に捨てるような気紛れで手を出すのも如何なものです。

結局、「助けたい」と語る側はその理想を胸に掲げても、見守るか、こういう場で好き勝手「生きる素晴らしさ」「希望」を立て並べるしかありません。
(ID:AMCy0d)