78 無名さん
* 世白(せしろ)

「泣゛い゛て゛ま゛せ゛ん゛……」

女性 25歳(300歳) 雨女
家事手伝い 167p #5f9ea0

性格
うれしくても悲しくてもしくしく泣きだす極度の泣き虫。自分に対しての劣等感が強い代わりに他者に寄せる憧れがすさまじく、ほんの些細なことであってもすごいすごいと褒めちぎる・感動して泣く。しかし四六時中辛気臭く涙を溢しているのかといえばそうではなく、何にも無ければ見た目相応に穏やかで落ち着いた――少しだけ及び腰な印象が濃い、そんなごく普通の女性そのもの。長い時間の中でいろいろな物を見てきただけあって大抵の事は許容でき、根っからの平和主義者なので争い事は望まない。いつでも「この発言が相手を傷つけてしまったら」という不安があるので意見を発信する事は不得意としており、どちらかと言えば相手のペースに合わせる事を好む。皆が幸せなら自分も幸せ。

備考
旱魃が続いた時に雨を呼び、人々を助ける雨の妖怪として雨神として扱われていたのはとうの昔のこと。雨の必要性が低くなった昨今、存在するだけで無差別に雨を降らせる自身の存在も忌まれるようになり行き場を無くして各地を転々と彷徨い歩いていた所、裏河岸村に住んでいる老夫婦の元に成り行きで居候させてもらうこととなる。「世白」の名は二人に与えて貰い、本人もお父さんお母さんと呼んで慕っているので村民からも老夫婦の娘として扱われている模様。最近、嫁にも行かず定職にも就かない家事手伝いが何と呼ばれているのか、それがどういった意味を持つのかを知って戦慄。それ以来、不器用ながら少しずつ農作業などを学んで積極的に行動しようとしているらしい…が、周りをうろちょろしているようにしか見えないのだとか。
一人称「わたし」。見た目は成人した女性の形を取っていて腰まで伸びた黒髪に赤い目、花柄が描かれた着物が特徴。手伝いの際は袖が邪魔にならないようたすき掛けをして袖を纏める。

能力
天候操作。――といっても、世白が泣けば泣いただけ雨が降るというだけ。
世白のその場の感情によるのでコントロールが一切出来ない。静かに泣けば静かな雨が、声が上げて泣けば文字通りバケツをひっくり返したような豪雨をもたらし、強い怒りの感情を持っていれば果てには雷さえ起こす。世白が引き起こした雨が止んだあとは空が澄むことが多い(恐らく泣いてスッキリした為)。

武器
江戸時代を生きていた頃に持っていた薙刀。全長約210cmで柄は朱色、菊の装飾と朱の飾り房が付いている。この村に身を置くようになってからは自分の部屋にしまい込んでいて、常に装備している訳ではない。