78 無名さん
ふと顔を上げた窓の外に立つ桜木に何かぶら下がっていることに気付きーー首吊り真っ最中の男子生徒であることを理解した瞬間、瞠目ーーしかしその影の先は透けていて、面識の無い見ず知らずの霊であることが分かると直ぐに強張らせていた肩や顔面から力を抜き、詰めていた息も緩やかに吐き出した。此方に駆けてくる亡者を尻目にまた顔を下向け五箱目の蓋を開ければ、捜索を再開して。

新規ホラーやる気ないやろクッソわろた