8 無名さん
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Fumihiko Tomoe

巴 文彦

そう言うの嫌いなんだよね、俺。

182p 9/13 B型
飼育委員 ダンス部 三年
NL/BL #674196 17.3.14〜


性格
*基 本的に本心以外は口にしない傾向があり、興味のない事には殆どノーリアクション。恵まれた外見のお陰でちやほやされて育ったため、愛想も建前もなく万人受 けしない性格。節々から覗き見える冷めた言動のせいでクールと思われがちだが、興味薄な反応の裏では、表情には現れない様々な感情も渦巻いており、密かに 闘志を燃やす事が多く、かなりの負けず嫌い。やれば出来ない事は無いと豪語する自信家な部分も、努力を苦としない気質ゆえのもの。いい意味でも悪い意味で も強引な振る舞いが目立つが、相手が嫌がる気配を察したなら、空気を読んで無理強いはしない。叱られれば謝罪もする。懐は狭いが気に入った相手にはよく懐 き、親しくなるに連れ甘える事も。

備考
*母 と姉三人に囲まれ育った女系家族の末っ子長男。他界した父の変わりに大黒柱を背負う迄もなく、仕事が生き甲斐の強かな母と出来過ぎた姉に顎で使われ図太く 育った。整った顔立ちと比較的優れた身体能力、捻くれた性格を露呈させない口数の少なさに助けられ、これと言った不自由もなく今日まで順風満帆な地位を得 て来たが、幾ら努力をした所で素材や才能を褒められてばかりで、本質を見て貰えないと言う拗れた不満を持っており、容姿に対してのコンプレックスが強く賞 賛される事を嫌う。幼い頃偶然見かけたダンスコンテストの華やかなステージと実力のみが物を言う世界に心を奪われ、その頃から始めたダンスに現在も傾倒し ている。男女分け隔てない態度で接するが、女子から受ける芯のある発言や押しに僅かに弱いのは姉の影響がある様だ。

ロール
*(薄 紫の夕空が目に眩しい放課後。手頃な夕飯を買い求め寄り道したコンビニで、思った以上に時間を費やしてしまった所為か、いざ帰ろうと店を出た瞬間予想外に 降りしきる雨へと視界を遮られ、思わぬ足止めを食らってしまい。見上げれば、つい半刻前まで夕暮れに染まっていた空を一面の雨雲が覆っている。暫く止みそ うにもない大粒の雨と、鈍色の桜を交互に見詰め、肌寒さに制服の腕を擦り合わせながら憂鬱な溜息を零して。走って寮に戻る事も出来るが、雨に濡れるのは 癪。だからと言って傘を購入するのも違うと一通り葛藤し少しの間悶々と過ごしていた。すると、暫くして目の前を過る同じ制服姿の生徒を発見。傘で顔は隠れ ているが、帰路方向から推察すれば寮生の可能性が高い。違っていても向かう方角が同じならと思わず呼び止めて。相手が見慣れた人物であれば心持ち安堵した 声で、そうでない場合そこそこ穏やかな声色を心掛け、進行方向とコンビニを指差し身勝手な打診を持ちかけて)ねえ、……ちょっと。そっちって寮の方向。良 かったら一緒に入れて帰ってくんない?お礼はここで先払い、……300円以内でよろしくだけど。


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