90 無名さん
わいわいがやがやと騒がしい教室を覗いてみると彼らは楽しそうにお喋りをしていた。よく観察していると、一人一人に会話の相手がいないことがわかる。
笑顔の独り言を周囲に振りまき、それを延々とノートに書き綴っているだけだった。