96 無名さん
嗚呼、人間よ。君たちが見せる死に際の美しさこそが――君たちの真価だ

 カルミア(Kalmia)

男 23歳 178cm/59kg

■異形■
氷を操る力。壁や地面といった土台がある場所でのみ氷を生成できる。攻撃としての使用法は地面を半径5m以内に限り凍らせ足止めしたり、敵に向かって氷の 槍を地面から生やすことができる。槍は一本だけ作ることもできれば、五本以上縦に連なってた形にもできる。しかし直線攻撃のみとなる。氷を生み出す合図と して氷の槍は指を鳴らし、地面を凍らせるのには足で地面を一度叩く。防御としては攻撃を一度防ぐことができる氷の壁を生成できる。一度防ぐと破壊される。
能力を使えば使うほど凍傷になっていき10ターンまでは通常通りに攻撃が可能ではあるが、それ以降は指先、足先から徐々に凍傷になっていき攻撃を出すス ピードも鈍くなる(連続攻撃ができなくなる)。限界値に達した頃には壊死し自ら指先、足先を切り落とさなければいけなくなり、その場の戦闘は不能となる。
溜まり場は氷できた花園を半径5mに渡り展開していて、その場に留まった人間に触れると徐々に足先、指先から凍傷になっていき、進行していくと腕や足を切り落とさなければならなくなり、最終的には心臓が凍りついて死に至る。
溜まり場の浄化方法はこの花園に存在する核となる花、カルミア・ラティフォリアを異能で破壊することによって浄化ができる。判別方法は透明な花たちの中で唯一、白とピンク色に染まっている。

■性格/備考■
人間の終わりある生命をこよなく愛しており、それを自分の手で散らせることが至福としている異形のもの。
異形のものとなったその時から人間に対して強い関心を抱いており、モノクロ状態の時は異能者に積極的に関わることによってそこから見て取れる喜怒哀楽、主 に怒りと悲しみを見て好奇心を満たしていた。しかし、元来カルミアは不死である異能者のことを毛嫌いしており、本来は顔を見合わせただけで侮蔑の感情を露 わにする。ただ、永遠の生で苦しむ彼らが狂気へと落ちる様を見る瞬間だけは、異能者に対して深い愛情を示す。
元は様々な国を渡り歩いていたがリコリスの返答に応じ満宮市へと赴く。満宮市に来て初めてカラー化し一般人にも視認されるようになってから、更に人間に対 して執着しはじめるようになる。日常生活を基本的にカラー状態にして一般人として振る舞うようになり、人間として「優しく、誰にでも好かれるような笑顔溢 れる好青年」に努めている。異形のものとは思えぬほどに現代に順応し、人間へと溶け込み初めている。
カラー時は違和感のないように「花神 蜜人(かがみ みつひと)」と偽名もつけており、基本的にカラー時に名を尋ねられたらこの名前を名乗る。
最近は仕事をするようになり、今はカフェでフロアのバイトをしている。
ただどれだけ人間寄りに見えててもカルミアの根幹は「死にゆく人間への美しさへの欲」がある。故に、溜まり場を作ることをやめることは絶対にしないし、寧ろ人間に扮装するようになってからは知り合った人に溜まり場へと行くよう唆したりもする。
同胞については基本的に友好的に接するが無関心に近く、同胞が何をしようと笑顔でそれを黙認する次第。ただ、唯一の本来の姿で同じ感覚を共有し合える者たちなので、実は一番心を許しやすい。
リコリスに対しては退屈を嫌う我儘な「姫」であると認識しており、慇懃無礼に接する。
モノクロ時の服装とカラー時とは異なり、モノクロ時は燕尾服に黒革の顔全体を覆うペストマスクを着用している。カラー時は柔らかい雰囲気を保つために暖色系のゆったりとしたニットのオフショルダーに、ジーンズ、チェッカーブーツを着用している。

■メモ■
大田(おおた)様 2016-12-11登録

■使用色■


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