かけがえのないエルヴィン

41回目

to.Erwin・Smith

俺がすべて悪くて、今月は寂しい年になっちまったし、俺からの手紙も止めちまった。
その代わりになんかならねぇが、こっちにこっそり…
いいか、こっそり書き留めておく。

あんなことを言っちまったのに、まだ俺を構ってくれているお前に感謝してる。
もう前のようには接してもらえねぇだろう。
それでも、お前の傍に居たいとそう思ってる。

てぇことで、来年もよろしく頼む、エルヴィン。

from.Levi

to.Erwin

47回目だな。

この時期はとても湿度が高い。高い故に俺の髪は普段から跳ねることが多くなる。
……最近また…何故か寝癖が酷い時が多い。原因は俺の寝相らしいが、どうにもおかしい…
寝ているから記憶がないのは当然だし、確証がないのも事実。
寝たフリをしようにも最近は特に寝付くのが早くてできねぇ…クソ……

ヤツの仕業でないことを願う…

俺のエルヴィンは動物にも詳しい。何を聞いてもほぼ答えが返ってくる。
とても頼もしい存在だ。

また何かあればヤツを頼ろう。
頼りっぱなしな気はするが…きっと許してくれる。

……てぇことで、来月は…だからな。
またここに書き残しに来よう。
またな、エルヴィン。

Levi

to.Erwin

エルヴィンと出逢って、もう4年なんだな。
今思うととても早く感じる。
今日の任務中、お前と出逢った時のことを思い返していた。俺がエルヴィンに手紙を出した時ダメ元だったから、返事をくれた時はらしくもなく、はしゃぎそうになったのを今でも覚えている。
あれから4年間、お前に生かされているのだと、改めて思う。

今月もまたエルヴィンに世話になってばかりだが、こっちはクソど田舎で全く見つけられず、お前にお返しができていない…
自分で見つけたからいいと言ってくれたが、申し訳ない気持ちでいっぱいだ…

世話ばかりかけちまってるが、お前の許す限り、傍に置いてやってほしい。

いつもありがとう、エルヴィン。
これからもよろしく頼む。

from.Levi

to.Erwin

暑い…リビングのエアコンが壊れかけててクソ暑い……
49回目だな。

……てぇか、大丈夫だろうか俺のエルヴィンは…
寒くて暑いのが一気にきたんだろう？腕も痛てぇと言ってたし……
あとは、とうとう身近にも出ちまったと……
俺はここから心配しかすることができない。
もどかしくてしょうがねぇ…
本当に嫌な世の中になっちまった。

とにかく、お前の心配は募る…
またあっちでエルヴィンの容態を聞こう。

from.levi

to.Erwin

もう50回目か。やはりキリのいい数字になるとすげぇなと思っちまう。
こんなに共に過ごしてくれたのはお前が初めてだ。

週末に来そうな嵐、被害をもたらさなければいいがこれから嵐の季節…心配事が絶えねぇ。
離れているから余計だな。

またキリのいい数字の記念日を、互いに無事で迎えられることを願う。
世話になりっぱなしで申し訳ないがな。

じゃあエルヴィン。
まだ傍に置いてくれよ。

Levi