1 リヴァイ

宝石へと宛てる

これは珍しく俺に強請り事をしてくれた、俺の宝石へと宛てる言葉だ。

愛する事を疎ましく思っていた俺に、愛する事の幸福を思い出させてくれて、いつも感謝している。
お前との出逢いはけして後悔しないだろう。

お前が俺の言葉一つで嬉しそうに笑い、照れ、笑顔を浮かべるだけで、泣きたくなるほど切なくて、そのくせ心はこれ以上ないってくらいに暖かくなる。
毎日、言葉を交わすほどに俺はお前の魅了される。
お前の愛が貰えるのなら、俺は世界一愚かな男にだって喜んでなろう。
俺の愛に見返りは必要ない。俺に愛されて幸せだと微笑みを浮かべてくれるだけで満たされる。

俺はお前の翼であり、刃だ。
お前の願いはどんな事だって叶えよう。
お前の可愛い願い事をたくさん言って俺を困らせてくれ。
俺はお前の願いを叶える事が幸福なのだから。

お前は俺の可愛い人だ、エルヴィン。
21 リヴァイ
少し遅くなったが、一年の記念と共にいてくれる感謝の気持ちを込めてここに書き記す。

エルヴィン。
お前と過ごす日々が尊くて愛しい。
俺の愛を余す所なく受け取って、俺を愛してくれるお前との日々が何にも代え難く尊い。
毎朝の「おはよう」も、共に眠ってくれる夜を当たり前にしてくれるお前の愛が嬉しくて仕方がない。

お前が俺のところに留まってくれてよかったと、心から実感すると共にこの優しい日々に泣きたくなるほどの幸福を噛み締めている。

永遠はないかもしれないが、出来るだけ永くお前のそばにいて、笑うお前の顔を視界に映していたい。

愛している、エルヴィン。

これはお前へのラブレターだ。
22 リヴァイ
1年と1ヶ月の記念に、出会った頃よりも深い愛を込めてここに書き記す。

お前のいる日々が当たり前のように優しくて、暖かくて、愛とはこんなにも優しいものだと感じさせてくれるお前に感謝している。
俺に触れてくれるお前の手や、俺に触れられて嬉しそうに緩むその表情が、いつも嬉しくてたまらない。

眠たいと言いながら俺の前で無防備に眠ってくれる寝顔を見ているだけで、愛しいと思う気持ちがこみ上げて……こうして顔ている間も、お前を思い出して恋しくなっている。

しみじみと深く染み渡るように、お前を愛している。

二度目の冬がきたな。
今年は元気な状態で、一緒に年越ししよう。
愛してる。
23 エルヴィン・スミス
久し振りに探して引っ張り出してきたよ。
此処はお前が一番初めに書いてくれた思い出の場所だ。
私の鳩では書けないのは残念だが箱を借りて書いているよ。どうしても書きたかったんだ。今日は記念日よりも少し前で、半年には後少し足りない微妙な日だけれど、昨日は疲れて眠っているお前を夜中にめそめそ起こしてすまなかった。
私はお前が夜中に来てくれても眠りが深いの気付かずに寝ていることが多いのに、リヴァイは直ぐ気付いてくれるな。眠りが浅いのか・・・浅いのであれば起こしてしまって申し訳ないと思うのだが、リヴァイが優しく甘やかしてくれるから凄く嬉しかった。
情けない姿を晒してしたがリヴァイの思いも聴けて良かった。
やはりお前は出会った時から変わらず私の心を捉えて離さない優しくて芯があって、誠実な、心の綺麗な持ち主だよ。

私の想いを伝えても伝えきれない。
毎日お前のことが好きだなと思う。

リヴァイ、私もお前の事を守りたい。
お前の澄んだ両眸を、心を守りたい。
それからいつまでもお前の思考を独り占めしていたい。
照れてばかと言う時も叩いてくる時も、お前の全てが愛しい。
お前の事を考え過ぎると愛しくて胸が痛い。沢山甘やかしてどろどろに溶かしてしまいたい。
以前、此処に書いていたお前の言葉。
お前の代わりなど、誰も出来ない。
私が愛したのはお前なのだから。

リヴァイ、これからもよろしくな。
愛している。
24 リヴァイ
一年と半年を共に過ごしてくれたエルヴィンに感謝を込めてここに書き記す。

いつも好きだと伝えてくれるお前に、俺も好きだという気持ちをうまく伝えられているだろうか。
この一年と半年、変わらず「おはよう」「おかえり」「おやすみ」を繰り返してくれてありがとう。変わらない当たり前の日常が、当たり前のように続く幸福を噛みしめている。
これからも俺は当たり前のように隣にいて、当たり前のようにお前を愛して行きたい。

0時に書くつもりが不甲斐なく寝落ちした。
遅刻したが変わらない愛を込めて。


愛している、エルヴィン。
お前を幸せにする権利を、一年半年前にくれてありがとう。幸せだな。