1 Rivai

与えられることに慣れないクソガキ

お前との出会いは悪くなかった。
そして今までの出会いで一番幸福に満ち足りているのはお前だ、エレン。

お前は与えることには慣れていても、与えられることに慣れていない。だがそれでいい。慣れていない分、これから俺で慣らせば良い。与えられることの喜びをその身を持って知れ、ガキ。
俺はお前がなんて言おうとお前に与え続ける。人類最強からの贈り物だ、大切に出来ないわけないな?これは命令だ。
それに、普段なんざ何も言ってはいないが俺はお前に十二分に貰っている。これ以上貰っちまったら俺が溶けちまう。愛してる、エレン。誰よりもお前に夢中で、夢中にさせたお前は責任を持って俺の隣に居ろ。

少し早いがフライングしておく。丁度に居られる気がしない程度には眠ぃんだ...。二ヶ月、ありがとう。今日もお前に恋をする。
7 リヴァイ
多分、お前は俺が教えないと見なさそうな此処に記す。それは、教えなくても見て欲しいという僅かな願望は確かに込められているが、今回はただ気分だ。

そして俺の気まぐれで三ヶ月のカウントダウンをしようと思う。溜めていた想いを記した文を載せるだけだ。短時間で済むから問題は何も無い。

−−−−−

お前はいつも終わりを見つめて歩いていると言った。それはとても現実的で俺たちは夢を見ているのかもしれない。それも悪くない。俺たちはいつも死と隣り合わせで来る朝来る朝を迎え、息詰まった壁の中を過ごす。
だが、お前との今は俺たちの中に確かに存在する暖かいまどろむ気持ちがあるからある。この気持ちは確かにあるんだ。終わりを見つめるのは良いが、俺を忘れるな。

三ヶ月まであと二日。
8 りゔぁい
お前が恐れを知らずに色んなことを俺に打ち明けてくれる度、多分、萎えることが普通なんだろうと思う。

…が、俺の心はあい変わらず萎えることもなく…そりゃ確かに驚くことは幾多あった。でも、変わらず今のお前を好きだと、幸せにしてやりたい奴なんだと胸張って言えるのはお前だけだ。

まだまだ連ねたりないがとりあえずここまでだ。
残りはあと九時間後。
9 Rivai
…今気づいたが三時につけた記録者の名前がひでぇことになってやがる…そんなに焦っていた憶えはないんだが…おまけに四ヶ月なのに三ヶ月か。ひでぇ間違いだ。何を三ヶ月と錯覚させたのかはまた別に。

……まぁ、そんなこともいい思い出だなと笑いあえる時が来るのを心待ちにしよう。書き換えられねぇのが現実だ…許せ、エレン。

この一ヶ月を振り返ってみれば目まぐるしい一ヶ月だった。お前から色んなことを打ち明けられ、握っていたと思っていた手はいつの間にか離れ……俺にとっちゃ苦しすぎた。出来ればあまり繰り返したくはねぇが…あの苦しさがあったから今があるんだろう。そう思うことにした。
お前は、俺がお前のことを何もわかっちゃいないと言ったが、お前だって俺をわかっちゃいねぇ…お前が何度も言う綺麗で貴い俺は、想う相手と心を交わして手を繋ぐことを教えてくれたお前が好きだ。
あぁ…猫を被っていたお前に、今のありのままを見せてくれる素直なお前に恋をする。愛してる。もっと見たいと思わせるお前が魅力的だと思える。
お前を手放す?馬鹿言え、俺は一昨日くらいからお前が不足してて手が震えるんだよ、どうしてくれる。
出来ればお前の目の前ではかっこいい俺で居たいから精進しよう。

お前だから、惹かれ、愛して、心に刻む。
刻んでしまった傷は治るのに時間がかかる。だが、時間をかけて治った傷はまた新しい一歩を踏み出させてくれる。なぁ、エレン。もっと幸せに酔うか。お前となら、悪くない気がしているんだ。
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