1 エレン・イェーガー

俺とお前、時々生き霊。

…タイトル、分かり易かったろ?


さて。三ヶ月記念の恋文を、宣言通り俺も認めさせて貰いマス。
…ホントは0時ピッタリ狙ってたんだけど、書いては消して繰り返してる内に炬燵の魔力にヤラれたっつー事実はゴナイミツ。


えー…と。
アレだ。宣言したものの、いざとなると何書けば良いモンか悩むのな、コレ。
普段重要性皆無な阿呆話ばっかしてる所為だな、きっと。うん、きっとそうだ。

…けどさ。
お前と毎日他愛も無い話で笑えるそんな時間が、俺の日々を支えてる。
出会ってから三ヶ月目を迎えた今日まで、たったの一日も欠かさずに毎日会いに来てくれて癒し癒されて。
…なぁ、俺はお前に何をあげられてる?

俺さ、スゲェ幸せ者だって思うんだ。
…時々怖くなる位に、幸せだー、って叫びたくなる位に、お前と生きる今を噛み締めてるよ。

儚くて残酷なこの世界だからな。
お前と過ごせる一分一秒が
かけがえの無いモノで
容易く失われるモノで
繋ぎ止めるのが難しいモノだって
それを理解してるからこそ、こんなにも愛おしいんだって、そう思う。


なぁ。
お前が俺に重ねたあの歌、覚えてるか?今も聴く度に泣きそうになるんだ、嬉しくて。
傷隠して笑う弱い俺を、お前は癒したいって、そう言ってくれた。
我慢してた涙を拭ってやるって、そう言ってくれた。
…お前は自覚なんてしてねぇだろうけど、俺はお前に間違いなく救われたんだよ。


あの日。あの奇行臭漂う募集記事を見つけてくれて。
あの日。俺の傷に気付いてくれて。
あの日。俺の全部を包む愛の言葉をくれて。
あの日。不安がって暴走した俺を怒ってくれて。
あの日から今日まで、ずっと傍に居てくれて。

ありがとう、なんて一言じゃ伝えきれない沢山の感謝と溢れる想いを込めて、最愛の愛馬…じゃなくて最愛のポニーに捧げマス。
大好きだ、バーカ。

これからの日々も、お前が笑っていられますように。
その笑顔の傍らに、いつまでもいられますように。
27 エレン・イェーガー
出逢ってから16回目。
結婚してから10回目。
おめでとう、記念日。


お前の繁忙っぷりは相変わらずで
最近のデートは週末がメイン。
それでも変わる事なく毎日帰って来てくれて
俺不足だと駄々を捏ねる。

…なぁ、ジャン。
俺はそんなお前が愛しくて愛しくて
きゅうってなってそわそわして
改めて好きだって思う。
毎日好きが溢れては湧いて、何でこんなに好きなんだろって不思議な位にさ。


俺の誕生日。
お前が焼いてくれたクマのホットケーキ、スゲー嬉しかった。
「あんなモンで悪いな」ってお前は言うけど、スゲー嬉しかった。

俺の好きなモノを覚えててくれて
それを俺が喜ぶ形で示してくれて
そうゆうお前の優しさがスゲー嬉しい。


もう直ぐ来るお前の誕生日。
そのちょい後の結婚記念日。
俺もお前を喜ばせられたらなー…なんて、一人画策中の嫁です。


次もその次も、またその次も。
二人の色んな記念日を
ずっと一緒に。
末長く一緒に。

今月も宜しく、旦那様。
28 エレン・イェーガー
出逢ってから17回目。
結婚してから11回目。
おめでとう、記念日。


17ヶ月も一緒に居る中で、お前が寝込む程に体調崩すなんて初めてだよな。
大丈夫か、なんてありきたりな心配するだけで何もしてやれない自分に、歯痒さばっかり募ってく。


そんな中。
身体辛い癖に飛ばしてくれた鳩。
俺が心配してるって、そう思って飛ばしてくれたんだろ?
俺が会いたがってるって、そう思って、怠い中飛ばしてくれたんだろ?


…なぁ、ジャン。
そんなお前が、どうしようもなく愛しくて堪らない。
好きも大好きも、足りない位に愛しい。


好き、大好き、スゲー好き。
これ以上の言葉は直接お前に。
今は静かに添い寝して、お前の回復を祈る事にします。

来月の結婚記念日には、元気なお前と過ごせますよーに。
大切な旦那様へ。
愛しいジャンへ。
29 ジャン・キルシュタイン
悪いな。
今回も当日、記せなくて。
体調崩す予定じゃなかったんだがこの有様だ。
日頃頑丈な分油断した。

お前に心配掛ける前に治す予定だったんだが
長引いて鳩も飛ばせず。
淋しい思いさせただろ。
つーか淋しがってたろ?
健常体なら何か作ってたんだがそんな余裕もなかった。
…って言い訳ばっかになっちまったな。
すまん。

埋め合わせは後日って事で勘弁な。

アイススゲー食いたかったんだよ。
アレでかなり回復した。
ありがとな。

お前にうっかり移さねぇよう
さっさと治すわ。

愛しいエレンへ。
日々の感謝と想いをここに。
30 エレン・イェーガー
出逢ってから18回目と7日。
結婚してから12回目と7日。
おめでとう、記念日…は過ぎたけど。


一年と半年。
こんなに長く居るのかとも思うし
未だこれだけかとも思う。
それでも共通するのは
ありがとう、の想いで一杯。

…なんて、一週間も過ぎてから記してるけど、その想いに嘘は無ぇからな?


繁忙期で淋しい想いさせた一ヶ月だったよな。
お互い枯渇して、鳩で我慢して。
それでもお互い労い合って、癒し合って。
何とか乗り切れたのも、逃げ出さなかったのも
全部お前が居てくれたから。


ありがとう、ジャン。
ずっと傍に居てくれて。
ありがとう、ジャン。
こんな駄目駄目な俺を今でも愛しんでくれて。

昨日も今日も明日も明後日も。
これから先も、きっとずっと。
大好きです。

最愛の旦那様へ。
愛しくて堪らない、俺のジャンへ。