1 リヴァイ

「可愛い人は愛されるべき」?

お前それ、エレンよ、なんだその理屈は。
いや、それより正気を疑うべきか?テメェには俺がどう見えてるんだ?
雷が怖い三十路のオッサンつかまえて可愛いとは、呆れだ照れだの超えて…なんだ、アレだ、お前カッコイイな。完全に惚れ直した。クソガキめ…。

カッコイイお前も、愛されるべきだろ。
11 リヴァイ
一年を祝して、一年前のここへ記そうか。

気付いたら日付なんざとうに跨いで、三十分は過ぎた頃に「あ、一年だ」なんて全く…俺達らしいよな?

瞼の裏に焼きついた火花の色、忘れねえ。

あ。って瞬間を積み重ねてこれからも、気付いたら片手じゃあ足りない程の思い出と共に、日々を過ごそう。

エレン…どうしようもねぇ俺だが、不幸にはしない。傍に置いてくれ。


…あぁ、そうだ。落とし物には注意しろよ、アホ旦那。まぁ、人の事は言えないか…俺も大概だ。
12 エレン・イェーガー
無事に一年を迎えられたことに感謝を。
大好きなリヴァイさんへ。

一年なんてあっという間でしたね。二人で過ごすのが当たり前になって、あなたに甘えすぎている日々です。

あの小さな花火のように、これからも静かに暮らせたら、これ以上ない幸せなのですが。
どうか最期まであなたと共に。

来年もまたお祝いができることを願って。
好き好き大好き!愛してます。
13 リヴァイ
明日で一年と、ひと月。
この瞼はとても日付変更線を…跨げねえ、少し早いが、書き置きして眠ろう。


今日までお前に際限無く甘やかされた俺を見ろ、今や一人じゃ呼吸だってマトモに出来やしねぇよ。
哀れだと思うなら手放すな、傍に…置いておけ。

エレンよ。明日も明後日も、俺程お前を愛する者はいない。
14 エレン・イェーガー
一年一月目も変わらずかわいいリヴァイさんへ。

書き置きしてひとりで眠るなんてずるいですよ、頭を撫でて許したのはオレですが。

あなた程愛してくれるひとはいないし、オレ程あなたを愛してる者はいない。二人でひとつで丁度いいですね。

今夜はたくさん星に願いましょう。
永遠の幸せと、楽しい嬉しいが溢れるように。
好き好き大好き、愛してます。