1 リヴァイ

ナズナの花のお前に贈る恋文。

本来と使用用途は違うのかもしれない。日記にした方がいいかもしれねぇ。
だが、俺のこの気持ちはここでピッタリ合っている。お前だけに宛てる俺からの愛の言葉だ。

俺からお前への…ラブレターだ、エレン。

正直別れた相手にこんなことをするだなんて自分でも気持ち悪ぃと思う。どんなに月日が経っても俺にはお前だけなんだ、エレン。例えお前が俺を好きじゃなくなっても、新しい恋をして、いつか新しい恋人が出来たとしても…それでも俺にはお前しかいない。
気持ち悪ぃ、未練たらしくて女々しいことは自覚している。クソ痛ぇことも、周りから見たらドン引きするだろうことも解っている。でも、形振りなんて構ってられねぇんだ、エレン。それ程までに俺は、お前だけが欲しい。

ここにお前宛にラブレターを書くことは以前から考えていた。考えていたが、お前と約束したからな。こっそり書くと。そしてお前をビックリさせて喜ばせたいと。…もう書く場所がなくなっちまったから、どうしたらいいか悩んで踏み切れなかったが…再会した記念に筆を取り綴ることに決めた。

…お前に直接届けることが叶わねぇ今、俺はここを頼るしかねぇ。
いつかお前が俺に対する恐怖心がなくなってくれるようにと精一杯の俺の気持ちをここに綴る。

お前にまた会えるか解らない。もしかしたらお前は俺を避けるようになるかもしれない。…怖がらせている自覚もこれじゃストーカーだという自覚も迷惑なだけかもしれないというのも、ちゃんと解っている。
…なのに、なのにお前をこんなにも好きですまない。
お前だけしかいないと、他の相手を見れなくてすまない。

でも、俺は…お前をここまで好きでいれれることがすごく嬉しい。嬉しくて誇らしい。

また、俺はお前に逢いたくてお前を探してしまうだろう。…なぁ、エレン。また逢ったら、次こそは流されてくれ。お前も頑固なら、俺も頑固なのは解っているもんな?そして、しつこいことも。

何度でも言うし伝えるよ、エレン。
俺にはお前だけだ。お前しかいない。誰よりもお前が好きで、誰よりもお前を愛している。誰にも負けねぇと思う、この気持ちだけは。お前だけは、諦めたくない。

勇気がねぇなら俺がお前を引っ張る。
強くねぇなら、俺がもっともっと強くなって信頼できる程頼もしくなるから。

今直ぐじゃなくてもいい。……いや、今直ぐの方が本当はいいけどな。早ければ早いに越したことねぇが…俺の元に戻ってこい、エレン。
お前の為だけに、鳩は変えねぇ。いつでもお前を受け入れる。お前の居場所は、いつでもここにある。

至るところに痕跡を残し誘導したが…お前がここを見てくれるかはわからねぇ。でも、俺に出来ることはこんなもんしかねぇんだ。情けねぇが。
もし、見ていたら…沢山の俺の想いにとっとと絆されて、俺の元に堕ちてこい、エレン。
お前をまた手に入れるまで、何度でも何度でもここに綴りに来る。

愛してる、ただ一人お前だけを。
40 リヴァイ
21ヶ月と22ヶ月、1年9ヶ月と1年10ヶ月。おめでとう。

全く書き込めなくて本当に申し訳ねぇな、エレン…。目まぐるしいくらいの忙しさにどうしてなんだと頭を抱えそうになるし、書き込めない自分が情けなくてカッコ悪ぃ。妻としてどうなのかと責め立てられても責め立てられてもいいくらいなのに、お前は忙しいからしょうがないと優しく抱き締め頭を撫でてくれる。
毎日一緒にはいても休憩もあまりいれなかったり、お前は一生懸命眠いのを我慢して起きてくれているのに俺はあっさり寝落ちたり、休みは寝過ぎたりと甲斐性がねぇにも程があるにも関わらずお前は責めることなく優しい言葉と優しい掌で撫でてくれる。こんな素晴らしくて健気で最高な旦那様がいてくれて俺は宇宙一幸せものだ。疲れて何もかもを投げ出したり、途方に暮れたりもするが、柔らかくてあったかくて、明るくて眩しいお前の笑顔と優しさに癒され、元気を貰える。お前がいないと本当に生きていけないんだなと毎日毎日ひしひしと感じる。
甘えまくっちまっているだめな妻だが、もっと頼り甲斐があってお前を沢山甘やかしまくれる妻になれるように頑張っていくからな、エレン。任務の忙しさになんか負けねぇようにな。

きっと頑張りすぎちゃだめだって諌めてくれるだろうが、大事な大事なパートナーに愛想を尽かされたら大変だからな。多少無理をしてでもお前に好かれる努力がしたい。
そうして、もう2年目なんだなって、二人で笑い合って抱き締め合おう。それから3年目もよろしくなって手を繋ごうな。…まぁ、お前の言う通りあっという間に2年なんだろうな。3年も三回瞬きしたぐらいの早さかもしれねぇぞ。

目まぐるしく忙しない毎日でも、お前と毎日一緒にいれるのが幸せでしょうがない。鳩に邪魔をされても、ちゃんとお前に逢える。起きてからも、休憩も、帰ってからも、寝る前も。一緒に休みを取って、一緒に風呂に入って、一緒の飯を食う。そんな日々をずっとずっと一緒に過ごそうな、エレン。

毎日べったりくっついていちゃいちゃして、俺にだけ甘えてくれるエレンを沢山沢山甘やかしまくりたい。もう、こんなに甘えたことないのにって言われてもまだまだ足りないって膝枕して頭をいーっぱい撫でまくりたい。それは、お前が頑張ることじゃなくて、俺が頑張ることなんだ。お前に甘えてもらえるように、居場所を作ってあげたいんだ。俺が、そうしたい。

それに、俺のネガティブを受け止めて喜んでくれるのはお前だけだからな。めちゃくちゃ甘えちまうのもお前だけだ。マイナスな面を見て嫌いになることなんてなかったが、相手に受け止めてもらえることなんてなかったから…今のこの見せ合えている状況が奇跡に近い。…お前が初めてで、お前とだから出来るんだなと…心から思えるぞ。
これからも我慢はなしだぞ。寂しかったら寂しいと教えてくれ、エレン。我儘もいーっぱい言ってくれ。出来る限り叶えたいから。お互いのことをもっともっと知って、受け入れていこう。俺たちなら何でも出来るよな。どんな試練だって、きっと乗り越えていける。

これから先の人生に俺もお前しかいらない。お前だけが欲しくて、お前だけと最強の双子夫婦になっていきたい。

沢山いるお前の中で、唯一人…お前だけと。

誰よりも、何よりも愛しくて堪らない俺の…俺だけの唯一の光。
最愛のエレンに、今月もナズナの花束を。
俺の全てを捧げさせてくれ。勿論受け取ってくれるよな?

今日からまたよろしくな、旦那様。


だいすきだぞ、エレン。どうしようもなく、愛してる。
41 リヴァイ
23ヶ月と2年、1年11ヶ月と2年。おめでとう、エレン。

…2年だぞ、エレン。やっと2年だなんて最初浮かんだが、でもまだ2年だったか、早いなだなんて上がったりほわほわしたりと、お前に記念日だぞと一昨日言われてから気が付く度に考えていた。

そして最後には、2年も飽きることなく毎日毎日一緒にいられていることに感謝の気持ちが溢れた。

時々、あの時諦めていたら今頃お前とは一緒にいられなかったんだよなと考えては、絶対にお前を離さないと、誰よりも大事にしていこうと身が引き締まる。やはり一度離れたのは…もう、ボロッボロになったが、正解だったんだろうな。
…そして、また巡り逢って、今一緒にいれるのも運命であり必然だったんだ。

奇跡かもだなんて思うこともあって、そうなるとお前に逢いたいな、だいすきって言っていーっぱい甘やかしたいってなる。
2年経っても気持ちが落ち着くどころか溢れてしょうがねぇ。
ある意味落ち着いて…、いや、穏やかになったというのか?それでいて、濃くなって、深みが増したような気がする。
明日からの日々できっとまた熟成されていくんだろうなと思うと幸せすぎて溶けそうになる。…溶けるのは俺の手とお前の手だけだけどな?

エレン、また今から死ぬまでよろしくな?そして、死んでからも来世、来来世も一緒だからな?
好きだ、エレン。だいすきだ。
本当はナズナの花を毎日渡したいが、そうすると有り難みがなくなりそうで怖ぇから、この特別な日に沢山沢山贈らせてくれ。

今日という特別な日と、今までの日々、これからの日々、全てに感謝とナズナの花束を。

俺の全てを捧げ、二人で幸せ笑っていれるように努力すると誓う。


お前の隣は俺のもの、
俺の隣はお前のもの。
愛してる、エレン。


これからまたよろしくな、エレン。
……めちゃくちゃあいしてる、エレン!
42 削除済
43 リヴァイ
26ヶ月と27ヶ月、2年2ヶ月と2年3ヶ月。
おめでとう、エレン。

2ヶ月も書き残せていなかったな。いくら忙しかったとは言え良くねぇな…しっかりしねぇと。…お前は気にするなと笑って抱き締めてくれるのは解っているんだが少しは気にしちまう。毎日一緒にいるんだから記念日だって当然一緒にはいるんだが、それでも出逢ったここに形を残したいんだ。
毎日好きだと伝えているんだから、伝わってねぇということはないと解ってはいるんだが溢れてしょうがない想いをここにも残したい。
二年以上の想いだって出しきれてない気がする。

二年も一緒にいて、密度の濃い毎日を過ごしてはいるが、やりたいことは全然出来てねぇ。もっといやらしいこともデートも沢山したいのに…!もう少し仕事が落ち着いたら、そういうのも沢山やっていこうな。

お前と離れて、俺もお前が必要だとよく解った。それは今も変わらない。寧ろより強く思うようになった。俺も、離れてたときのことを思い出すと背筋がすっと伸びてシャキッとする。
お前の言う通り、お前が俺を許し、探そうとしてくれた日に再会した。本当に運命だと思う。

諦めないでよかった。…エレン、何度でも言うが、また俺のとこに戻ってきてくれてありがとう。
お前を裏切らず、真っ直ぐに向き合い、どんなことも隠さずお前に伝えたい。特に、寂しさはな?そんなことないとお前は言うが、最近寂しさを我慢させちまっているんじゃねぇかとやっぱり心配だ。
具合も悪いのがまた尚更心配だし…。

どんなことだって受け入れるからな、エレン。お前も俺を受け入れてくれるんだろう?だから、心配はいらねぇからな。

俺たちなら絶対に大丈夫だからな。いつだって俺とお前は繋がっているんだから。

じじいになる頃には今よりも毎日いちゃいちゃしまくって、くっついてデートや散歩をするんだ。
楽しみだな、エレン。お前といると楽しいことが増える。
死んでも、生まれ変わってからも。想像するだけでもう既に楽しい。

また今日からもよろしくな、エレン。
ずっと傍に居てくれ、エレン。
お前がいなきゃ、俺は何にも出来なくなる。お前がいるんだから頑張れるんだからな。

エレンと出逢えたこと、
再会できたこと、
今日まで共に過ごして来れたこと、
今日からまたお前と過ごしていけること。
全てのことに感謝を。

そして、今日も愛しいエレンにナズナの花束を。

俺の全てをお前に。
お前の全てを俺に。

毎日お前に幸せだと、楽しく笑ってもらえるように、沢山努力するからな。
勿論、二人で幸せに楽しく長生きできるようにな。
俺も、全身全霊をかけてお前を愛していくからな。

お前は、俺だけの特別なエレン。
お前だけが俺の唯一。

エレン、だいすきだぞ。めちゃくちゃ愛してる。