1 リヴァイ

無題

俺の不甲斐なさを笑って詰ってほしい。そしてお前に愛される資格などない男なのだと思い知らせてほしい。
でなければ、こんなにもお前に縋りそうになってしまう。
弱くて脆い部分を持ちながらそれを見せるのが怖くてお前の手を離したあの日、俺は決めたんだ。決めたはずなんだ。
だが、何度も頭の中であの日を繰り返す。答えは一緒なのに何故繰り返すのだろうか。俺には分からない…もっと時間が経てば全ての答えが出揃うのだろうか。