1 エレン・イェーガー

出来る事なら

貴方と別れてから未だ片手で数えられる程の日数しか経って居ないのに、こんなにも貴方を愛しいと思ってしまうのは何故だろう…。
たった数日間のやり取りの中で、俺の中の貴方の存在がこんなにも大きかったのだと今、改めて気付かされました。

喧嘩別れはしたくないという貴方の気持ちを汲み取って、お互い話し合い気持ち良く別れた気でいた馬鹿な俺をどうかぶん殴って下さい。

貴方が既に手紙を消してしまっているだろうと踏んで、こんな所につらつらと女々しく貴方への想いを書き連ねてしまう俺をどうか許して下さい。


貴方は何も悪く無い…悪く無いんです。全てはそれを受け入れられなかった俺の甘え。俺が未だ青臭いガキだから…自分の気持ちに素直で居たいと思ったから……すみません。


嗚呼…出来る事なら、もう一度貴方と…
2 エレン・イェーガー
貴方と過ごす予定だった恋人達の日はとうに過ぎてしまいましたが…今日、貴方は恥を忍んで俺に手紙を送ってくれましたね。

本当に…本当に嬉しかった。また貴方と愛を囁き合えるのだと思うと、胸の高鳴りが止まりません。もしこの現実が俺の馬鹿な妄想が生み出した一時の夢なら、もうずっと覚めないで欲しい…そう思います。

リヴァイ兵長、貴方を心から愛してます。
今度こそ、貴方と真正面から向き合いたい。
そして…ずっと貴方の傍で貴方に寄り添いたいんです。俺は貴方を支えられるような人間になりたい…貴方を守れるくらい強い人間に。


だから兵長、お願いです。
どうか…どうかもう二度と俺を離さないで。