1 エルヴィン・スミス

無題

嵐のようだった。
このような事もあるのかと唯々驚いたよ。不測の事態というものは常に思考していたつもりだったが…、結果から不十分であったのだろう。
きっと君には相応しい人間がいる。狡猾な私ですまなかったね。
ひとつアドバイスだが、ある程度の壁とは言わないが、線引きは必要だよ。
2 リヴァイ
これは俺のことだろうな…エルヴィンよ。

だが俺は後悔してない。
お前とはそもそも見てるものが違った。それだけの話だ。
3 エルヴィン・スミス
まさか返事が来るとは思っていなくてね。これもまた、不測の事態と言うのかな。
君が私と話していたリヴァイかは分からない。私はかりそめの姿なんだ。
それでも君が私で間違いないのだとしたら、すまないね。私はなんにも見てはいなかったよ。ただお前との時間を楽しみたかった。それだけさ。それが例え生産性の無いものでも、意味なんて元々無いのさ。