1 リヴァイ

謝罪と感謝

お前の傍に居るべきではないと判断した。
これは俺のわがままだし、自己中なまでの自己満足でしかねぇだろう。すまない。
残した言葉は消えたのかもしれねぇから、俺はいきなり消えた不躾な奴、って事になるんだろう。塵ほども間違ってねぇから、否定はしねぇ。

これが間違っているかもしれねぇし、これから先に後悔することもあるかもしれねぇ。
だがあのまま傍に居たら、いずれお前にも要らぬ負担になっただろうと想像に難くない。だから今は、後悔していない。

お前の傍にいられなくなるような奴ですまなかった。
短い期間とは言っても、感謝している。
俺のことを嫌っても無関心になっても、俺のこと言葉を受け入れたくなくても構わない。謝罪と感謝を受け入れてくれなくても良い。この言葉がお前に届かなくても良い。

ただ、お前に多くの謝罪と、それより多くの感謝だけは抱いている。
お前が良い香りの花に包まれて、幸せな日々を送れるように世界の端で願っている。