1 ミケ・ザカリアス

嘘かどうかなんて、

エルヴィン─────俺は臆病だった。お前に嫌われるのが怖くて逃げた。残ったのは後悔の二文字だけだった。
また逢いたい、でも───
お前に体だけでなく心まで痛い思いをさせた、俺は最悪だ。
それでもまだお前を忘れられない。
嘘吐きと思うなら、それで片付けてくれ。
ハロウィンに亡霊に紛れてお前を想う。