1 十年後六道骸

non lo lasci.

………もう一度だけ


…望んで良いのなら…


…変われない僕でも…愛してくれるのなら


失いたくないと…感じたんです。


もう言い訳の様にしかなりませんけど……


……何度も何度も…離れようとしてそれを覆して又側に戻ろうとして……


…僕もこんな事…

……本当に…情けない。


君にはみっともない所ばかり見せて消えてしまいたいと…何度も思ったのに

…そうした方が僕も許せると言うのに


…そう出来ないのは…

…我儘です。


…逢ってしまうと……やはり駄目なんです。


…許せとは言わない。
………只…未だ…僕と関わってくれる心があるのなら……


………もう君を縛り付け様とはしないし…感情をぶつけたり…しませんから


………許して欲しい。
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46 十年後雲雀恭弥
もう君が覗くことは無いこの場所へ、僕は幾度と無く訪れた。

未だに消すことが出来ない。

君が見ていないなら、別に構わないよね。僕と、僕の思い出の中の君が話すだけだ。