1 むつみ

藤崎牧瀬

緑樹公園/16時頃/用事は済んだが、

No.1:from. 藤崎 俊一郎




(真夏の太陽の光が燦々と降り注ぎ鮮やかな緑葉を煌めかせ、また心地よい木陰を造り出している休日の緑樹公園にて。自由に遊べる芝生を取り囲むようにぐるりと設置された遊歩道をベージュのカーゴパンツに白地、ドット柄の半袖シャツを合わせた服装、DVDを二枚収めたレンタルショップの袋を片手に携え歩く少年の足元に転がってきたのは丸い物体。このボール、彼の足を止めるには十分な要因だったようで。現在の時刻は夕方と呼ぶにはまだ早く、芝生の彼方此方で複数の団体が遊ぶ姿が見受けられる為に、この球体の所属がどのグループのものか分からず顎に指先を宛て考え込む姿は一見泰然として見える模様。それというのも自身の外出の目的を既に果たし時間に余裕があることに起因するのか。しかし実際のところ彼の頭はこの目の前の物体を如何様に対処すべきか目まぐるしく働いており、僅かに下がった眉や小さく頼りなさげに呟かれる言葉の数々からは困惑の雰囲気も発せられていて、)…え。ボール、…?どうしよう。返しにいくべき?いやでも誰のか分からないし。いやいやでもこのまま放置するのは…。

>↑

2013-08-11 09:56

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No.2:from. 牧瀬 柊




(未だ太陽の明るさも身体を刺すような暑さも残る時刻頃、部活を早々切り上げランニングがてらと赤の無地半袖シャツにハーフパンツ型のジャージを纏い駈走る姿が一つ。一旦休憩を、と自身の枯渇した咽喉を鳴らしながら息で上がる肩を抑え何処に行こうかと視線を流してみては、幾らか行き来した末にその双眸が捉えるものは青々茂る木々と青空が一望出来る緑樹公園のようで。歩道脇に設置されている自販機を目当てに遊歩道を闊歩する最中、自身の視界の端には何やら困惑した様子でボールを目前に固まる青年の後ろ姿が存在し。歩みを止めてみてはポケットに手を入れ小銭の音を鳴らしながら暫く遠巻きに見詰め、どこか見覚えのあるその青年について己の記憶の確証を得るべくして。彼の横顔が自身の級友であると学内での記憶と合致した途端、凝視する為に潜めていた眉も下りすっかり間抜けな顔貌に。歩みを進めて距離を詰めながら一つ、二つと問うてみて)――…あっれ、藤崎じゃん。何やってんの?散歩?>↑


2013-08-11 23:41

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No.3:from. 藤崎 俊一郎




(木陰が辺り一面の風を引き込み幾らかの涼感を与えるも暑さとは別の理由から額に汗は滲み続け。其れを拭わんと手を上げたところで何処からか己の名を呼ぶ声が。ゆっくりとした動作で首を回しながら声の主を探索すれば然程時間をかけることなくジャージ姿の男性を発見するに至り。しかし、普段見る制服姿とは異なる格好に委員会でも世話になっている級友だと認識するのには些か時間がかかったようで。名前を呟き、見知った人物だと理解したところで漸く安堵の心地がついたのか尋ねられた問いに答える様は晴れやかそのもの。レンタルショップ最大手のロゴが記載された袋を相手の眼前に掲げ説明に代えた後で己の足元に転がってきたサッカーボールを手にとりながら現在の状況も相手に伝えていると芝生の方面から「こっちに行ったと思ったんだけどなー」といった賑やかな声が聞こえてきて。小学生くらいの男児が数人近づいてきたのを視界に捉えると、小さく肩を揺らしては同級の彼に向かって懇願の言葉と共に手にしていた球体を放り投げ)―………牧瀬?ああ、俺は…ほら、これ。で、その帰りなんだけどさボールが転がってきてどうしたものかと悩んでた。
………うわ………。牧瀬、た、頼む。
92 無名さん
アイコンに罪はないw
93 無名さん
あのアイコンを使うときには名前に柊と瀬の字を入れる縛りがあるんじゃ
94 無名さん
>>93
アイコンサに書いてあるよ
95 無名さん
規約くらい読め
96 無名さん
な、なんだってー!?!?!?
97 無名さん
規約見ないとかあかへん
98 無名さん
つまらんよ
99 無名さん
そしてこの失速である
100 無名さん
うめ