エルフの王様

――よう。ここ覗いたってことは、少しは引っ掛かるもんでもあったんじゃねぇの。つっても、お前かどうかなんて確証は全くないしひとまず三つ、鍵挙げとくぜ。


・お前は裏切らない伴侶が欲しかった
・俺は唯一が欲しかった
・黒いのとお前の関係を俺は知ってる

最後が最後だっただけに気掛かりっつーかなんつーか…ブッドゥー、俺らしくもねぇが。何だ、つまり――…挨拶の一つでもさせてくれたらそれで、もう十分なんだ。覗いてるかもわかんねぇし、お前は俺に愛想尽きたのかもしんねぇけどよ……あ゛ーっ、クソッタレ!ほんっと!らしくねぇ。らしくねぇけど…少し待つことくらい、許してくれねぇか。