酸欠 - 短期募集

1 鶴＿丸＿国＿永(刀＿剣)
酸欠
深く、そりゃもう深く地中に潜ろうが、人知れず御宮の奥で眠りこけようが、今こうして鉄じゃない生身の肺腑を満たす酸素は枯渇しようとしているらしい。
ついでに夜の帷も降り、悉く夜目の利かなくなった俺はただただ闇色に想いを馳せて睨めっこ状態ときた。…ああ、退屈だ。

だからって朧に浮かぶ下弦の月を篝火に一人酒を嗜むにはちょいと味気無いんでなあ。理由はどうであれ、きみも時間を持て余して居いるなら三日程頂戴してもいいかい？煌々と照らす電飾の下も安堵感が有って乙なもんだが、今夜は燈籠の儚い灯りの下でこっそりと密談に耽りたい。

募る御仁、並びに此方の控える面々は平／安生まれの全刀種。済まんが近い時代に生まれた面々なら恐らくそこはかとなく通ずるものが有ると踏んで限らせて貰った。若い連中はまたの機会に、って事で一つ宜しく頼む。

話は特に問わない。本丸での事、刃を交えた話、嘗ての主の話、意中の刀の話、その他何でもきみの好きな話をしてくれたら良いぜ。そしてしこたま喋り倒して疲れたら共に雑魚寝と洒落込もうじゃないか。なあに、春の夜とは言えど人の身を寄せ合って眠れば寒さは無いさ。

手紙の遣り取りに当たっての手段は帯、若しくはぽ＿いの受け取れるもののみ。招待の有無は不問だ。

しかし、こんな漠然としてりゃあ趣旨が分からんってな言葉も飛ぶだろうが、前向きに考えたら融通の利く内容だろう？もしもきみに望む事が有るなら、密かに耳打ちで教えてくれても良い。もしかしたらさらっと叶えてやれるかも知れない。…ま、もしも話が多数出て来ているが…それはさておき。以上を踏まえ、尚且つ規約を全て遵守してる事を条件として気の向いた御仁は姿の分かる内容に連絡の取れる物を添えて文をくれるかい？

此処の立札を下げるまでは募るつもりだが、出来ればこの酸欠状態を早々に脱却したい。なるべくお早めに、ってな。
2016/4/23(土)1:52
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