白藤の下、告げし想い(鞘募)

1 鶴＿丸＿国＿永(刀＿剣)
白藤の下、告げし想い(鞘募)
白藤の美しき事この上無く。
古い習わしでは豊穣の神が依代となりし天道花。さて、正しく神宿りの彼の花を愛でに藤棚散策と赴いた訳だが…きみはどうだい？楽しめてるなら何よりなんだがな。
今日は互いに久方ぶりの非番、おまけに清々しい程の晴天と来た。どうだ、こんな日は往来を闊歩し買出しにと歩み進めるよりも、偶には往時を回顧し句会でも開いてみようじゃないか。

なあに…遙か昔、宮中や御所では盛んに蹴鞠や貝覆い、句や歌の詠み聴かせが行われていただろう。折角人の身を得た今、ただ安易に好いた惚れたと告げるは至極詰まらない。どうせなら、きみを驚かせながらその心の臓をこの両翼が裡に捕えたいのさ。
無論歌や句のみでなく、舞で番を選ぶ白鶴が性に肖り舞を披露する心算もあるがね。
桜花散り、葉桜終い皐月に移り変わるこの時分。艶やかな紫紺に彩られし我が君へ。

一等の驚きを授けに御前が元へ舞い降りる赦しを、どうか俺に与えてはくれないかい？

おっと、その前に先ずは確認事項とやらか。
◇控えの者成人済み女性
◇描写は台詞抜きで百より上限無し
◇宿はまあ、仮、本、帯、豆の何れか
◇この作に進行不問で興じている
◇漢文、多分割や過度終始、小説系を用いない
◇両世界の良識が有り、混合しない
◇頻度は最低一日一通から
◇二十四時間、文の受取り可能

残る互いの幕引きに関しては応相談の上、後腐れ無いもので締められれば是幸い。
加えて半での相談事、多忙時は半成りや短文への切替え、遅延の達しを受け付けてくれるきみだと大変有難いとだけ追記しておこう。

後は肝心な求む御刃たるきみとの組み合わせはこの先で申し伝えるつもりだが描いていない部分に関しては優・冷遇も無く、挑戦したい心持ちはあれ中々踏み出せていないのが現状でな。
いっその事、どんと背を押されれば挑めるかとは思うが練度は期待しないでくれると助かる。

ではきみとの組み合わせについて。
俺こと鶴＿丸＿国＿永に対し、三＿日＿月＿宗＿近、又は一＿期＿一＿振。
次いで三＿日＿月＿宗＿近に対し、鶴＿丸＿国＿永、数＿珠＿丸＿恒＿次。
続いて燭／台／切／光／忠に対し、へ／し／切／長／谷／部、大／倶／利／伽／羅。
最後に髭／切に対して鶯／丸、膝／丸。

この辺りだと有難いが、何分にも俺の要求ばかりではきみが詰まらんだろう？
故に既に出来上がったものをなぞるだけではない愉しみや、意外性に富んだ組み合わせも無論歓迎だ。
短／刀、打／刀、脇／差、太／刀、大／太／刀に槍や薙／刀。皆が居てこそ話に興が乗ると言うものだからな。

よし、では側面程度であれ俺が伝えたい事柄を把握して貰えたなら最後に一筆頂戴願えるかな？描き方とやらはこんな具合で頼む。
◇件名とやらは描かず無題
◇指名刀、提供刀
◇萌、萎
◇伽や閨事の可、不可

描写は俺側から回す為に任意、そして幾ら鞘側のきみを募るにせよ何処でも盛る様な無粋な真似はしたくはないのさ。
きみと俺は同じ付喪神、謂わば対等な存在だからな。俺の望みは殆ど伝えた以上、後は縁ときみの御眼鏡に敵う事を只管祈るしかない。

と、そんな訳だ。誠に勝手ながら共に藤愛でに連れ添わせて貰えるか否か、一日千秋の思いを抱え便りを待たせて頂くとしよう。

(提供、及び募りは逆も可だ。他の刀に関しては気軽に相談してくれ)
2016/5/7(土)13:46
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