完なり オリジナルBL 受募集

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1 悪魔♂
悪魔の契り
僕は恨みや憎しみに囚われて死んだ人間の魂を喰らう悪魔で、今日も獲物を探している。当然だけど、自然に安らかに死んでいった人間の魂は喰らう事は出来ないんだ。悪魔の世の中も、そんなに甘くは無いんだよねぇ。食べて良い魂は自分で殺した人間の魂だけで、殺すって言っても…その前にその人間の願いを叶えてあげないといけないんだ。願いを叶える代わりに魂を頂くって言えばいいのかな。凄く面倒だろう?しかも、僕は生まれたばかりの弱い悪魔で出来る事が限られているから、…誰彼構わずターゲットにするのも無理なんだよねぇ。

そんなある日、一番親しい信じていた親友に恋人を寝取られて自宅で孤独にヤケ酒を呑んでいる人間…、そう君を見つけたんだ。思い詰めて死のうかななんて考えていたみたいだし、直感でこれは絶対にいけるって思ったんだけどなあ、…だって友達の事も恋人の事も間違いなく恨んでたでしょ?僕からしたら本当にくだらない事で自棄になってるし、どうせ裏切った2人を殺したいしたいとかそう言う短絡的なお願いしてくるって予想してたんだよね。そもそも、僕は力が弱くて人間の前に姿を現す事も実体化して触れる事も不可能なレベルの悪魔だったし…。思念…心に直接語りかけてただけで君に僕って言う存在を意識させた覚えも全くなかったから非常に驚いてしまったよ。

君はね、酔ってて記憶に無いかもしれないけど、姿すら見えない僕に恋人なれってお願いしてきたんだよ。


は?


人間に実現不可能な事を頼まれてすごすごと逃げ帰ったりしたら、僕が大ダメージを食らうって君は知らないよね?ふざけるなよ。

僕はてっきりそうなったのかと思って心の中で悪態をついてしまったよ、ごめんね?怒ったかな?君が願いを口にした途端、目の前が真っ暗になって僕も気を失ってしまったから、その…勘違いをしてしまったんだ。どれくらい眠っていたのか、自分でも分からなかったけど僕の自宅の屋敷の床で目が覚めたんだけど、何故かダメージは受けていなかったよ。そう言うお願いをされた事がなかったから、反射的に叶えるのが不可能だと判断したんだけど、……隣で酔い潰れて寝ている君が居て、「恋人」になれたんだなって僕はすぐに理解したよ。その代わり、君の肉体はもう死んでしまっただろうね…。でも本当に良かったのかい?裏切ったあの2人に復讐をしなくて…。

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2 悪魔♂
悪魔と恋人になって一緒に暮らすって色々不安だよね。まずは、悪魔と恋愛関係が成立するのか、そこが気になると思うんだ。うーん、……君にとっては残念なお知らせかもしれないけど、悪魔は人間と同様の無償の愛情や特定の何かへの執着は本当の意味では持ち合わせていないんだ。きっとこれを聞いてかなりがっかりしたよね?でもね、人間とは全く違うカタチの愛は悪魔の中にも存在すると僕は思っているよ。まずは、…屋敷に住まわせる人間は1人までと決まっているんだ。だから、これ以降他の人間が僕と恋人になりたいと願っても、それは断らないといけないんだよ。あとは、…よほど高等な悪魔でないと人間界で実体化する事は出来ないんだ。つまり、…他の人間が僕に触れたいとか、極端な話ね、僕の体を使って性欲を満たしたいと願われても、それも叶えられないから断るしかないんだ。だから、僕は物理的に君を裏切る事が出来ない…、必然的に君しか愛する事が出来ないと言った方が良いのかな。それに悪魔というのは元来、人間を惑わす為に存在しているから基本的には無条件で君に尽くすよ。改めて頼まれなくてもね。この尽くし方に関しては、完全に個々の悪魔によって偏りがあるんだけど、…僕は……その、色々と初めてだから喜んでもらえるかな。そもそも人間に姿を見られた事もないくらい経験不足だからね。うん、でも出来る限り頑張るよ。

実際どういう生活になるのかも気になるだろうから、少し説明するね。君は僕と恋人になった瞬間に肉体を失って魂だけの存在になったから、僕の姿が見えるし触れる事も勿論出来る。思念での会話ではなく言葉を交わす事も。ちなみに屋敷の外、僕のテリトリーから出た途端に君は死ぬ。これは本当に重要な事だから絶対に忘れないように。屋敷の敷地内の中庭までなら大丈夫だから、外の空気が吸いたくなったらそこまでで我慢してね。あとは、…これも知りたくない情報かもしれないが、その、…悪魔には多かれ少なかれ魔性の力が備わっていて、近くにいるだけで、人間は心を奪われてしまうものなんだ…。自然に好きになったって考えたい人には嫌かなって思うけど、僕ら悪魔にとっては魔性の力もステータスの一つでしかないしそれで好意を抱かれたんだとしても凄く嬉しいんだ。上級の悪魔だと少し肌を触れ合わせただけでも人間に至上の快楽を与えられるらしいよ。淫魔とか夢魔とかそういった類の悪魔だとほとんどそうなのかな。ん?僕は、…そちら方面に特化した悪魔ではないからどうだろうね。わざわざこんなところで聞かずに、実際に触れて確かめてみたらどうだい?
あとは、…僕が君の魂を食べようとするんじゃないかって、そこも気になるところだろうけど…屋敷に連れてきた人間の魂は食べられないんだ。多分、…何かしらの理由で君が死んだら…その魂は僕を生み出した魔界の王の元へ行くんじゃないか…って予想してる。憶測でしかないから確証は何も無いのだけれど…。

僕からの説明は以上だよ。他に気になる事があれば直接訪ねて来ると良い。

僕のことについて。
実年齢は200歳前後で外見年齢は20代半ばの青年。身長179cm。柔らかい髪質の赤毛で一纏めに括って肩にかかる長さ。人間の憎悪や怨念が好物で、魔界の王からは願った本人の命を代償に必ず復讐を遂げる力を授かっている。人間界では基本的にこの力を行使する事しか出来ない。貴Cの前では常に優しい微笑みを浮かべ、何事にも寛大さを示す傾向にある。200年間人間を観察してきた為か恋愛初心者とは感じさせない振る舞いは一応出来ている。悪魔にしては生真面目で食事をする為に人間界へ赴いた際、人間のカップルを観察するなど貴Cを喜ばせる術を知ろうと日々努力している。

使用媒体は帯が都合良いかな。アイコンは君の顔がイメージ出来るものを使ってね。僕もそうするから。僕の描写数は100〜800文字程度になる予定で、君の方は行動が分かれば文字数の制限は特に設けないつもりだよ。打ち切り方法は退室にしておこうか。

応募の際は簡単な自己紹介と萌萎、…挨拶の代わりに僕への今の率直な気持ちを聞かせて欲しいな。どのくらい一緒に暮らした後なのかは、君が決めて良いよ。考えを聞けばどんな人なのか自ずとわかるかと思って言っただけだから、必ずしも愛の告白をしろという意味ではなくて、…身構えずに感じた事をありのまま話してくれると嬉しいよ。僕がわざわざ聞いたんだし、何を言われても絶対に怒ったりしないから安心してね。スキンシップが足りないとか多過ぎるといった不満や要望をぶつけても構わないよ。

随分と説明が長くなってしまったけれど、疲れてない?食事の時間になったら起こしにくるから少し部屋で休むと良いよ。今日は君の好物を多めにしようかな。それじゃあ、おやすみ。

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3 悪魔♂
まだ募集をしているから上げさせてもらうよ。

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