「死んだらいい」と言われて

生きて。そして、自分で働いて稼いで、そのお金で病院に通って気と闘いながら、また働いて。
たまに友達と遊んで。たまに一人で遊んで。
こんな毎日を、多分一般社会で言う「普通」な毎日を送れるようになったきっかけの言葉。
世界で１番大切な妹から放たれた、
「働かないで親のお金で病院通って、それでも死にたいって、そんなの頑張ってない。そんなに頑張れないなら、」

「死んだらいい」

泣きながら。嗚咽を零しながら。妹は、私を見つめながら、死んだらいい、と言った。私は、大切なはずの妹に、こんな言葉を言わせたのだ、と思った。こんな姉ではいけないと強く思った。
その日のうちに頼れる友人にメールをして、居候させてもらえるか聞いた。友人は、仕事の紹介もするから大丈夫、心配するな、と言ってくれた。住んでいた秋田から、神奈川まで。妹のあの言葉を聞いた日から、五日間の間に、準備全てを済ませて神奈川に来た。着いた次の日には面接。合格を貰って、研修から始めた。２ヶ月後、正社員の通知を頂いた。神奈川へ来て、社会人をやり直して、今年で３年目になる。
未だに、どうしようもなく寂しい時もある。辛い時もある。虚しい時もある。死んでしまいたい、と、思うこともある。リスカをすることもある。お酒と安定剤を馬鹿みたいに飲むこともある。未だにある。けれど、きっと、今の私は生にしがみついて生きている。
私は私が好きではないけれど。母が、こっそり教えてくれた。就職面接で、尊敬する人は誰かという質問に、

「姉」

と答えたという、妹に。恥じない人生を歩みたいと思う。これからも、ずっと。

死んだらいい

この言葉が、私を奮起させてくれた言葉です。
[職業]
介護福祉士

（追記）「病気」の「病」という字が抜けてしまいました。読みづらくなってしまってすみません。
[職業]
介護福祉士

あなた素敵☆
すき

＞ねおんさん
読んで頂いてありがとうございます。
母親には随分と言われた「死んだらいい」の言葉が、妹の口から出たと思うとなかなかに悲しかったし悔しかったんです。
そして不甲斐なくも思いました。
素敵、という言葉が素直に嬉しいです。
ありがとうございます。

私も弟に恥じない生き方をしたい。
マイナス思考だけども
それでも前向きたい。

まだ駆け出したばっかりだけど
家族のために
自立したい。

って思いました。
ありがとうございます。

僕だったら
死ねって言われたらその場で死ぬと思う

本気であなたの事を思って、考えたからそんな風に言ってくれたんやね。本当にいい妹さんですね。