100号室 桐谷 朱鷺

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★木下 朔也
そりゃあもー風邪気味朱鷺さんの為ですからなー。んじゃお邪魔しまーす…あ、なんか鍋敷きになるもんある?あとお玉とお椀とお箸とー…(ドアが開き、中から現れた部屋の主の姿に笑み浮かべ、すぐにキリッと畏まって見せてから、押さえてもらっているドアの隙間をすり抜けて室内へ。勝手知ったるとばかりに廊下をリビングに向かいながら食器の注文を連ねていくも、部屋に入れば久しぶりに会う壁一面の桜の絵に言葉を途切れさせて立ち止まり、嬉しそうに呟いて)…わ、ここに置いてるんだ。久しぶりだぁ…

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★桐谷朱鷺
(室内が暖まってくればクローゼットを開けて着替えを始め上下黒のスウェット姿になり、不意に玄関のほうから手とは違う何か陶器のような物が戸に当てられる音がした後ですぐに聞き知っている声が呼びかけてくればやかんの湯がまだ沸いてないのを確認してから玄関へ向かい扉を開け姿を目にして頬を緩め)おー、出前ご苦労。寒ィなぁ、上がれ上がれ(暖まり始めたばかりとは言え室内と廊下の温度差は大きく両手の塞がっている相手の代わりに扉を押さえながら中へと促し)

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★木下 朔也
(学院から戻って着替えたらしい緩めのジーンズに黒のロンTと白いパーカー姿でサンダルを引っ掛け、小さめに作った鶏だんごとみじん切りの生姜とネギがたっぷりの出汁多めの卵とじ雑炊の入った土鍋を両手で持って寮の自室からなんとか出て来ると、廊下を移動して一番入口に近い部屋の前に立ち、ノック代わりに土鍋を軽くドアに当ててから中へと声を掛けて)…とーきーさーん、雑炊持ってきたよー
>入室

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★桐谷朱鷺
(制服姿に完全防寒、マスク着用で寒さに身を縮めながら建物に入ってくれば自室に入り、すぐに来客の予定があるため玄関への施錠はせずに奥に向かえばすぐに暖房を点け、取り敢えず防寒具を外しキッチンに向かえばやかんに水を入れて火にかけ)>入室

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★桐谷朱鷺
(何度か覚醒しつつも起き上がるには至らず本格的に意識が浮上したところで目を覚まし、体を起こして室内を見渡すも共に眠った友人の姿はなく、畳まれた布団とテーブルの上の小箱とメモに気付いて手に取り、メモを黙読してから思わず小さく吹き出しミカンの山も減っているらしい事を確認し)カエデックマめ(楽しげに小箱を開け出てきた茶筒を軽く振って音を聴いてから蓋を開けて香りを堪能し、立ち上がって台所にしまってから戻り布団を畳んで片方はクローゼットに、もう片方はベッド上に片付けてから暫しぼんやり過ごすも着替えをしてから静かに部屋を後にし)>起床、退室

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★愁夜楓
(暖かな感覚に微睡んでいるも薄らと目を覚まし隣で健やかに眠る相手の横顔を視界にぼんやりと捉えればゆっくりと起き上がり)…おはよ、朱鷺。(小さな声で呟き柔らかな髪を起こさないようそっと撫でた後、布団から出ると着替えを済ませ眼鏡をかけ幾分クリアになった視界で完全に覚醒したのか借りていた布団を畳み部屋の隅へと片付け、ふとトートに目をやって)…ありゃ、忘れてた。(床にしゃがみ込みトートから緑茶の小筒が入った小箱を取り出せばペンを手に取りローテーブルにメモを残した後、つい悪戯心が芽生えたよう相手の寝顔を激写して満足そうに小さく笑い静かに部屋を後に)ふふ、トキックマの寝顔ゲットー…。ホント楽しい時間ありがとね?>退室


【メモ】
おはよ、トキックマ。
お泊り会ホント楽しかったよ。
昨日渡し忘れた物があったからこっそり置いていくね。
あ、ついでにミカンとトキックマの寝顔もありがたーくいただいて行きまーす(笑)
また連絡するから遊ぼうね!

カエデックマより

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