110号室 柘植 陽貴

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★柘植 陽貴
(夢中になり何度も何度も口づけを重ねていたが、服の裾が掴まれれば理性を総動員させて身体をゆっくりと離して)あ…………(己を見つめる瞳に一気に首まで真っ赤になり、身体を離して正座をし下半身に熱が集まっているのがわかり服を引っ張って慌てて隠して)

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★鈴影怜綺
(口づけを少し離して吐いた息は互いに熱くて、それが吹きかかった唇を噤み呼吸は飲み込むように行って。そのまま額と頬に熱くて少し濡れた相手の唇が触れて離れる気持ち良さにゆっくり身体の力を抜くと、もう一度口と口が重なった後、重力が回転するような錯覚と共に視界に映る風景が流れていき、やがて背中にラグマットの感触がして天井と、口づける相手を見上げ。片手が強張りながら相手の服の裾を掴み)

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★柘植 陽貴
(夢中になり相手との口づけを続け、身体中が発熱したように熱くなり離れれば熱い息を漏らして)……怜綺、すごい好きだ(言えば額や頬にキスをし、再び唇を重ねればそのまま抑えれぬとばかりに相手を押し倒すように床に寝かせてキスを繰り替えして)

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★鈴影怜綺
(相手の肩の跳ねを感じて少し静止するが、目蓋が下ろされ身体が柔らかくなったのを見届ければ自身も目を閉じて。歯より奥には忍ばず、舌先で押せばふわふわする唇を啄んでいたが、相手の口の奥の方から伸びてきた舌が自分の舌に触れると短く喉が鳴り)…ん。(回っている腕の力が強くなって隙間無く身体がくっつき、深く舌が絡むと肩が揺れ。舌のざらついた表面が合わさると喉の奥から腹の底までじんわり冷たい熱が伝い閉じた睫毛が震え、相手の肩を掴んで少し間を空け)……陽ちゃん。陽貴。大好き。

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★柘植 陽貴
(唇が重なればピクッと肩が跳ね、思わず目を閉じるも心地よさを感じて僅かに身体から力を抜き、舌が歯に触れれば自身からもおずおずと舌を伸ばして相手のそれに触れさせて)……ふ……(微かな痺れのような何かを感じて抱き締める腕の力を強くし、舌で相手の舌を絡めると口付けを深いものにしていき)

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★鈴影怜綺
うん。行こう。今は春野菜が美味しい。(抱きついている身体は目にも見えそうな程に固くなっているのが自分の全身から触感で伝わり、少し思案すると相手の首の裏を撫でさすって、ついでに時々くすぐり。それでも相手の口が開かれると、双眸を細めて唇を重ね。目は開けたまま、少し相手の表情を伺い、平気そうなら舌の先を少し伸ばして相手の唇と、前歯を舐め)

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