100号室 桐谷 朱鷺

▼過去ログ246
2010/7/27 6:03

★高橋斗真
(陸上部の規定の青いジャージ上下を着て白いエナメルバッグを斜め掛けし、大きな旅行用のボストンを片手に、反対の手にレジ袋を提げて寮の奥から廊下を歩いてくれば、まだ眠っているであろう友人の部屋の前で立ち止まり、レジ袋を覗いて中に入れた梅干し入りの容器とメモを確かめドアノブに引っ掛けて。朝早い時間を気にしてか足音を忍ばせ寮の玄関から出ていき)>入室/退室

メモ
【はよー!
一昨日言ってた梅干しな。
ちょっと多めに入れといたからせっせと食え。
なくなったら言ってくれればまたやるから(笑)
んじゃ、インハイいってきまーす!

斗真】
2010/7/27(火)6:03

★一宮尚久
(暫く顔も上げられずに踞っていれば、時間も時間ということで泣き疲れて眠ったと判断されたのか、背中にタオルケットの掛かる感触があり。胸の内も吐き出してしまい、顔を上げることもできない今、却って好都合ではないかと眠ったフリをし。軈て相手が就寝の準備をしてベッドに潜り暫くした後、漸く顔を上げて相手が眠っている事を確認すると、掛けられたタオルケットを畳んで傍らに置くと、トートバッグからマフラータオルを出して情けない顔を拭き)眠ってくれてありがとう。何か、今、とても素直に泣ける。(タオルに顔を埋めたまま、微動だにせず暫くそうした後に、顔を上げて冷めきった珈琲を一気に飲み干し。相手は完食したのだろうか、二人分の食器を重ねてシンクに運び、洗って逆さまにしておいて。部屋に戻ってくると、相手の寝顔にふと口許に自然な笑みが浮かび)心からの言葉なら、拙くても良いんだったね?…春樹にも言えなかった泣き言を、ニーナには吐けた。…才能だよ、多分。だからニーナの周りには、人が集まってくるんだろうね。ニーナに惚れることは無いけれど、ニーナに惚れる人の気持ちなら、分かる気がする。(テーブルに戻り筆記用具とルーズリーフを一枚出すと、メモを残してその場を後にし)>退室

【メモ】
Good morning,Nina.
最初に、台所を勝手に借りたことと、鍵開けっ放しで帰る事をお詫びします。
今日は色々ありがとう。珈琲飲むだけのつもりだったのに、ごめんね。
出来れば、忘れて欲しい。
次にまた珈琲ご馳走になれるなら、お詫びに好きな手土産をリクエストして。
美味しかったです。
ご馳走様。

尚久
2010/7/27(火)5:33

★一宮尚久
おしどりか。羨ましいよ。東雲色と朱鷺色も、殆ど同じ色だしね。俺は見られなかったけど…仲が良かったんだね。とても。こんな短い話でもよく伝わるよ…。あぁ、3年か…長いね。マリーの年と一緒だよ…長い。きっと今も、恋人とかいう1つのカテゴリーじゃ表せない、大切な人なんでしょう?でもね、俺は…(頭に触れる温もりに微かに震えながら、両手で顔を隠すように覆い、目立たぬよう小さく鼻を啜ると、長く息を吐いて)打ち明けるなんて、出来る訳ない。俺はね、恋人の言葉を信じてないんだよ、最低でしょう?俺が告白して…しつこく押しきった癖に…始めてあの人の口から同じ言葉を貰った時、何て言ったと思う?嘘だろうって、冗談だろうって言ったんだよ。それでも、その人が欲しかったから…甘言ばかり吐いて、浮わついた未来の話をして…今更、…貴方の言うことは信じてません、いつこの関係が壊れるか常に怯えています、それでも手放したくありません、夢物語以外語らないで下さい、現実は見たくありません。…言えると思う?こんな子供っぽいことを?
(時折声を上擦らせながら何とか正直に思いの丈を口にすると、首を横に数度振って)ごめん、俺は今とても幸せな筈で…こんな顔をするのはおかしいんだ。多分、いま少し気が変なんだよ。何も見なかった振りをするか…あるいは、笑っていると思ってくれ。…珈琲、吹かなくてよかった、ね。(戯けたつもりで肩を揺らし笑い声を漏らすも、自分の耳でさえ酷く自嘲的に響き、額が床に着きそうな程項垂れて小さく呻き声を漏らし)
2010/7/27(火)4:25

★桐谷朱鷺
そうかな…有難う(相手から返る言葉を聞けば素直に嬉しさを覚え小さく頬を緩め。飲食の手を止め相手を見ていれば急に同様した様子。触れてはまずかったかと内心案じつつ相手を窺っていればテーブルにつきそうなほどに深く頭が下げられ、自然と伸びた掌でその相手の頭に静かに触れてから離し)そうだな…いつも聞かせてもらってばっかだと不公平だろうから、俺の話も聞いてもらおうかな。…俺さ、最近まで付き合ってた奴居たろ?3年の付き合いだったけど、俺達はちょっと特殊で…あんま恋人らしい事はできなかったけど、お互いの名前にちなんで皆からは鳥コンビとかおしどりとか言ってもらえてた。…でもな、そうなるまでは色々あって…すれ違いもたくさんあったし、お互いの気持ちが見えなくて教会で大喧嘩した事も、殴らせちまった事もあったりしたんだ(ゆっくりと記憶を遡るように述べれば眉を下げて笑みカップを手にして口を付け、それを置くと同時にまた口を開き)でも、そういうのがある度に距離も縮んで、いろんな事を信じていけるようにもなってった。…尚久もさ、1人で考えてねぇで、思ってる事を恋人さんに打ち明けてみたらどうだ?(お節介と知りつつも投げかけた言葉は決して強制ではなく。穏やかな眼差しで相手を見守り)
2010/7/27(火)3:57


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