100号室 桐谷 朱鷺

▼過去ログ455
2012/9/2 2:10

★桐谷朱鷺
あまりにも寂しがってたら多忙が明けてなかろうが引っ張り出しに行くから覚悟しとけ、って。嫌とは言わせねぇからなって言っといてくれ(笑みを浮かべつつ物騒ともとれる内容の伝言を相手に託し、続く相手の軽口にはその笑みを深め頷きを返し)薄くしようがねぇから安心してくれ。――…俺はな、つくづく恵まれてるよ。昔から今まで、何度も根こそぎ持ってかれちまうと思ってたんだけどさ…、幸せだって思うんだ、今(己の想い人に対する言葉で当人を思い浮かべ自然と穏やかで満ち足りた笑みを浮かべ相手を見遣れば瞳から雫が落ちるのが目に映り、手を伸べ以前からそうしてきたのと同じに相手の髪を混ぜ)お前がそう言ってくれるなら、俺は怖いモンなしだわ。……俺達、幸せだな。過去にも今にも宝物があって(相手が吐露する思いに言葉を発さず耳を傾け、眼鏡を外した相手に近付き頭を己の肩に引き寄せ頭に添えたままの掌を静かに弾ませて撫で、のんびりと静かな語り口で言葉を紡ぎだし)…何日か前に1ヶ月の記念日だったんだけどさ。恋人さん、覚えててくれたんだよ。たとえ忘れててもその日を迎えられるだけで幸せなんて思ってたけどさ…良いもんだな、祝えるってのは。罰当たりかもしんねぇけど、やっぱ嬉しかった。
2012/9/2(日)2:10

★本城正義
有難う御座います。朱鷺先輩の言葉、伝えますよ。俺だけじゃない、待っててくれる人がいるって。(恋人に宛てた言葉と共に受け取った相手の心遣いに感謝を込めて深く頷き、安堵した様な相手の反応小さな笑息を鼻腔に抜けさせ)気配が薄れてたら俺が拳骨食らわすところですよ、そんな時はずっと来ないでしょうけど。(これまでの付き合いから知る人柄故にそんな事態は有り得ない前提で軽口交じりペットボトルを揺らしつつ空いた手で拳作って見せ。相手から語られるここ最近の状況を胡坐の膝に視線落としたまま黙って聞き入り)…全部、打ち明けた上での事なんですね。それでも一緒に、と…先輩、良い人に巡り逢えたんですね。(決して軽くは無い過去の経験を時に近く、時に遠く見守り見聞きしてきただけにそれだけの過去を背負い生きて来た兄と慕う彼の見染めた相手、覚悟も想像に難くなく。それだけにこの知らせの意味を噛み締めながら顔を上げれば久しく感じる穏やかで何処か晴れやかな微笑みに静かに瞬いた瞳から滴が一つ手の甲に落ち)――…良かった、です。先輩がそんな表情(かお)出来るようになって。(震えてしまう声を抑えるごとく口許片手で覆いつつ漏れる言葉短く万感の思い込め、鼻を啜ると胸に感じる痛みも素直に吐露し)…悲しいけどいつか宝物になる。鷺先輩、俺にそう言ってました。清考を失った時…彼の思い出がこれ以上増えない代わりに、甘くて切なくて、悲しいけど大切な想い出って宝物になるんだって。だけどそれで良いんだって。俺…最初はそんなモノにしたくないって思ってました。こんなに好きなのに、って…たった一つ残った愛しい気持ちだけにしがみついて流れてく時間に逆らおうとして。――先輩、俺の中の清考も消えてないですよ。残っていても、形は変わっても俺は今でも清が大好きです。でも、それから重ねてきた翔との時間も存在も愛おしくて大切で。…今、やっと意味が分った気がします。(歪んでゆく視界を邪魔する眼鏡を取り去ると片手に握り締めながら、大切な人が遺してくれた言霊を抱く様に握った拳胸に引き寄せ。事情は違えど歩み始めた相手の変化を己の経験に重ねて肯定示し)
2012/9/2(日)1:19

★桐谷朱鷺
そういう疎外感ってのは、いくら理屈を並べても払拭しづらいものなんだろうな。だけど、それを翔が耐えてる分、俺もいつか翔が戻ってくる時を楽しみに此処で待ってるよ(相手の恋人だからではなく己にとっても大切な友人の一人である話題の人物に思い馳せつつ小さく笑み、絵画から戻される視線と共に告がれた言葉には何処か安堵したように肩の力を抜かせ)そっか…それは俺もだから、良かった。あいつは俺の一部だからな。減ったんじゃなく、増えたように見えてるなら良かった(己の内側に在るものを感じるように片手を胸元に当て、逆の手をボトルから話せば胡座を掻いた脚の上に下ろし、問い掛けには一度呼吸をしてから視線を相手に向け頷き)ああ、知ってる。つか…ちょうど1ヶ月前くらいから付き合ってんだ。…鷺の事は全部…俺達がどんな風に此処で過ごしたか、鷺に何があったのか、俺が何をしたのか、何が…できなかったのか…そういうのは全部話してある。その上で、一緒に居てくれてるよ。――…誰の手も借りず一人で背負っていこうって決めた気持ちは今も変わってねぇんだけどさ、一緒に前に歩いてみようと思えたんだ。…お前には沢山心配掛けたけど、もう、留まるなんて言わねぇから(相手に湧くであろうどんな類いの感情も受け止める腹積もりらしく落ち着いた様子で告げれば最後に穏やかに頬を緩め)
2012/9/2(日)0:43

★本城正義
そうですね…ゆっくりでも変化していく学院の環境とか、過ごした時間とか俺だけじゃなく親しい皆ともその日々の濃度に差が開いたのを寂しく思ってるのかも知れないな、と。俺も戻ってきたらその差が感じられないくらい温かく迎えてくれるさって励ましてはいるんですが。でも、やっぱり寂しいだろうなって思います。(互いに求める気持ちは同じながらもより友人達と近く接する機会の多い己よりも寂しさを味わっているだろう恋人を想いながら小さく吐息零し、茶で喉を潤すと小さく問われる声に青い絵画から相手へ視線移し)――いいえ。俺は先輩といる時一緒に鷺先輩も感じてます。今ここにいる空間だって、そうです。以前と違うとしたら…今までの気配とか匂いとか…朱鷺先輩って存在に新たな何かが塗り重ねられた、そんな感じです。――そう、だったんですか…(己にとって何物にも代えがたい人の名にゆっくりと首を横に振り、目に見えるものだけでなくもう一度己の感じた何かを言葉にしようと目を伏せ大きく呼吸を繰り返し。再び見開いた視界の中告げられた言葉には驚きを感じつつもそれだけではない何処か安堵した様に眼鏡の奥微かに双眸細めてふっと表情和らげ)…だからこの部屋、少し印象が違ったんですね。先輩の心境の変化と一緒に。…その人は、朱鷺先輩の想いを知ってらっしゃるんですか?
2012/9/2(日)0:04

★桐谷朱鷺
皆が仲良い分、余計にそう感じたりもするんかな(相手の恋人が持つという感情に思いを馳せればあくまでも予測の範囲内で己の考えを述べ、己もボトルを手にし蓋を開ければ口を付け)俺の気配か…鷺の気配が薄くなったように感じる…?(相手だからこそ分かるのであろう感覚にはどこか緊張した面持ちで呼吸してから瞼を伏せボトルを置き)思い出は今もデカくて重みあってかけがえねぇものだけど…生きてる以上、新たに進んで増えていくものでもあるよな。しかも、こんな俺でも例外じゃねぇみてぇ。……正義、俺な、好きな奴ができた(一呼吸置き視線を相手へと向けて上げればどこか腹を決めた様子で言葉を続け)
2012/9/1(土)23:38

★本城正義
そうですね、あいつもきっと喜びますよ。最近出歩けなくて置いてけぼりな気分だって零してたから。…ああ、だからかな。朱鷺先輩の気配が濃いっていうか…(恋人の名を口にすれば僅かに寂しげな笑みで頷きを返し、己も望む誘いに実現する日を待ち詫び。押し出されたペットボトル手にすれば感謝の言葉の代わり軽く掲げて蓋を開け)…本当ですね。此処にいると、その時の記憶が昨日みたいに近く感じます。
2012/9/1(土)22:56


[456][454]
[掲示板に戻る]