┼ 鎖唄 ┼
過去ログ2
2005/1/2 8:13
投稿者:ちぃ群群れて 居た
そのまま
埋もれてしまいたい
そう願って居た
流されるままに
此処に来た 筈なのに
気付いたら独りになって
居た
群れは遥か彼方で
もうその声も聞こえない
真理を求めたら
痛すぎるから
群に埋もれて
流される事を
選んだ愚かさ
歩く事を怠けた私に
下った罰を
甘んじて受けよう
[次のお題は?]
ハピネスでお願いします
1/2 8:13
投稿者:禮螺綺羅女性
禁忌犯してはいけなかった
あの猫が啼いている夜に
貴方と二人で出掛けた
駆け落ちのやりとり
領線を越えてしまって
もう戻れないあの夜に向かって
私は泣いている
手を伸ばしてはいけなかった
その真紅に熟した林檎に
熱い唇を添えて
それ故妖艶な媚薬に騙されて
哀しく笑っている
クスリニ侵サレタ君ヲ
私は哀れんで見ている
仮想世界の虜に翻弄されている
剣で抹消された影の群像
光を厭う部屋の中で
不気味に笑って次を狙う
宛ら蜘蛛が獲物を待つよう
その容姿は悪魔に魂を売り飛ばした
昔の歌劇の飽き足りぬ男のようである
それは
侵してはいけない
犯してはいけない
冒してはいけない
禁忌
[次のお題は?]
群
1/1 21:52
HP
投稿者:七海女性 19歳 京都
last day言えなかった……「やめて」の一言
私と貴方が暮らした街に
野を打つ風が透き抜ける
私の愛が変わらずに 貴方へ届いてるなら
貴方はいつものように大笑いして
そして優しいまなざしで
私をじっと見てくれるでしょう
いつも私の手を握り「冷たいね」と言った貴方の言葉
貴方は優しく握ってコートのポケットに手を入れてくれた
貴方は夢の中で私と暮らしていた
貴方と住んだこの部屋で
私は幾晩も愛を育んで
私と貴方は恍惚とげだるさの谷間に落ち流れていった
貴方は別れなければならなかった
わたしはその貴方の後ろ姿を見ることが出来ず
ただ冷たい雨の中に立ち尽した
人はいくつも出会いを重ねる
しかし貴方以上には誰も愛せない気がした
ひとつだけした貴方の約束
「初日の出をみに行こう」
今年は曇ると聞いてちょっと安心した気がした夜のこと
[次のお題は?]
タブー
12/31 18:56
投稿者:ミト男性 16歳
うさぎ1人ぽっちで泣く僕は
月から落ちてしまった兎
故郷が恋しくて
満月のような涙を
ポロポロ零す
誰もいない冬の夜に
失った白い温もり懐かしんで
首を竦めて目鼻を赤くする
だけどココから見える月は遠すぎて
還れない
還れない
[次のお題は?]
大晦日
12/31 12:36
HP
投稿者:Aria女性 16歳 北海道
cry for the moon月が欲しいと泣くように
私は今日も無い物ねだり
欲しい物なら数あるけれどどれもこれも手に入らない
何かを捜して堂々巡り
出会えるまでは帰らない
ループ、ループ、帰れない
一番安い切符を買って
いったいこれで何周目?
電車の窓から見える月に
泣きじゃくりながら
無い物ねだり。
[次のお題は?]
『月』
12/31 10:15
投稿者:海堂女性 23歳 東京
メール昼に泣き 夕に泣き
そして 夜に泣き
柔らかき体の震えとまらず
ただ 部屋に咲くシクラメンの香り
冬の時は 人間達が本能に帰る時
口に広がるアイスクリームみたいに
あたたかさに溶けて交わる
夜に泣き 月に泣き 暁に…
まだ私の体を震わせ
性の衝動にかられる
貴方からの知らせは来ない
[次のお題は?]
山手線
12/30 8:45