┼ 鎖唄 ┼

過去ログ214 2006/7/5 8:09

投稿者:一秋
18歳
熱い日
さよならと言った
あの日の夕焼けは

狂いそうに朱くて

迫る様な熱気だけ
僕等の影を焼尽し

陽炎遠く揺れてた。


夏風湿気を孕んで
涙を誘うけれども

僕は動けずにただ
合図を待っていた。


風鈴の呼声甲高く


耳を差した頃に
君の背を探した


高い波長は
余韻を残し


僕の耳に響き乍
僕をあの日から


まだ動けない。
埋め尽す。
[次のお題は?]
アリシアさん。。。すいません。汗。「狂いそうな一歩手前」(長くてすいません)でお願いします。
7/5 8:09

投稿者:アリシア
女性
破壊欲
朝焼け空を
涙目で見上げた君に
気付かないふりして
静かに横たわる


僕らは不確かな絆で
何とか繋がっていて
…君は怯えている
僕らの愛の脆さに
僕の薄情さに
君は怯えている


君は知らない
他の人と笑う君に
僕が怒りを覚えたことも

君を守りたいなんて
馬鹿らしいたわ言が
口先まで出てたことも
君は知らない


愛しさのあまりに
君の涙が欲しい
笑顔も悲痛も
全て僕だけのモノだから

君を壊したいほどに
強く愛している


それでも
君の涙に浸りたいから
僕は寝たふりをする
君をいつか きっと
壊してしまいそうで
…枕が濡れた
[次のお題は?]
風鈴でお願いします ごめんなさい。絶対に期待にそえてないです
7/4 19:59
HP

投稿者:佐奈
女性 北海道
夜明け
明けない朝はないと
昔よく聞いた言葉

確実に時は進む

誰かが歎こうが
誰かが喜ぼうが
誰かが生きようが

あなたが死のうが。

刻一刻と夜は進み
夜明けを迎えようとする

でも

止まったままの時間。
それは私とあなたの
記憶の時間
思い出の時間

全部暗い部屋の中で
立ち尽くしたまま

決して動こうとはしない

一歩動いたら
記憶が思い出になるような気がする

あなたはこの部屋で
一人ぼっちになってしまう

縛りつけて、絡めて
二度と動かないように
記憶も思い出も
永久にこのままでいあから

誰も見ないで
誰も触れないで

夜など、どうか
永遠に明けないで

一人ぼっちの夜明けは冷たくて痛いから。
[次のお題は?]
期待に添えなかったらすいませぬ(ノД`)次のお題は『残酷な想い』でお願いします(*ノ∀`*)
7/3 20:50

投稿者:よしただ
24歳
末端
僕の手足は
年柄年中熱いくらい
あったかいのが特徴で

夏になろうが
冬になろうが

どうして
ここまであったかいのか


それに比べて
君の手足は


何も言わないでおこう

その温度差が
必要だから


君は―で
僕は+
寄り添えあえば±

適温、適温
[次のお題は?]
期待に応えられたでしょうか?次は『夜明け』でお願いします。
7/3 4:10

投稿者:一秋
女性 18歳
アイロニー
貴方の事嫌いになりたい。

思い付くのは簡単だけど
きっと何時迄も無理なの。

貴方と会う日は何時も雨。

お天気だって意地悪する。
でもきっと私駆けていく。


この風向きは好き
向風ワクワクする。

三日月は嫌いって
石を投げて流れ星。


走り疲れて凭れた枝技は
貴方の逞しい右腕でした。

委ねた体から溶けてゆく
赤い靴無くした侭だけど。


貴方は意地悪く笑った侭。


アイロニー。


何を失くしたのと訪ねて
私を強く引き留めるのね。
[次のお題は?]
温度でお願いします。
7/1 9:46

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